夢を追って会社を飛び出した結果、抑うつ症を再発させたとある20代女のお話(3.5)~ひとやすみ・後編~

挫折と悩み

▼前回までのお話はこちら

・夢を追って会社を飛び出した結果、抑うつ症を再発させたとある20代女のお話(1)

・夢を追って会社を飛び出した結果、抑うつ症を再発させたとある20代女のお話(2)

・夢を追って会社を飛び出した結果、抑うつ症を再発させたとある20代女のお話(3)


・夢を追って会社を飛び出した結果、抑うつ症を再発させたとある20代女のお話(3.5)~ひとやすみ・前編~


閑話休題の続きです。

今日は「無意識に人を深読みしてしまう」「勝手に期待されてる気がしてプレッシャーを感じてしまう」という自分の癖について、連載を書きながら思ったことを書きます。

これが終わったら本編に戻るからね!(`・ω・´)

敏感なのは生まれつきの可能性も?

上記のクセについて、今までは「これは自分が育った環境、生い立ち、親との関わり方に大きな原因があるのかな?」ってずっと思ってたんです。

もちろん、そういう要因が大いに影響したのは間違いないと思います。けど実は最近、「それがそもそもの自分の性質」説も浮上してきたんですよね。

つまり、環境などの外部的な要因だけではなく、自分の特性という内部的な要因の両方が相互に複雑に絡み合って、今の私の状態、思考パターンを作り出していると。

だから一概に、「〇〇のせいでこうなった」「××のせいでこうなった」とは言い切ることは出来ないなって、連載を書きながら改めて思いました(´・ω・`)

HSC:生まれつき敏感な子供たち

私は最近、心理学者・根本橘夫氏の「『自分には価値がない』の心理学」、という本を読んで大変感銘を受けました。

その本によると、どうやら世の中には「生まれつき、周囲に起こることや人の感情を敏感に察知できる子供」というのが全体の20%くらいいるらしいんですよ。(専門用語でHSC:Highly Sensitive Child と命名されているようです)

20%って、結構多くないですか?(´・ω・`)

私がこのHSCに当てはまる子供だったかどうかは今となってはわからないんですが、この本に書いてある「かつてHSCだった子供の特徴」には全て当てはまっているんです。ざっとまとめるとこんな感じ↓

①物事を深く考え、徹底的に処理する → このために鋭い質問をしたり、考えすぎて行動を起こすのに時間がかかる

②刺激を過剰に感受する → 疲れやすく、本来楽しいはずの旅行やイベントなどもストレスになってしまう

③感情反応が高く、共感性が高い → 人の気持ちを読み取る能力が高く、感情が喚起されやすいので心が動揺しがち

④ささいな刺激を察知する → 例えば会話のちょっとしたニュアンスや声のトーン、目の動きなどに敏感に意味を感じ取る

また本とは関係ありませんが、先日恋人と話している時に、

「多分misoは、自分で意識できる以上の情報が一気に体に入ってきてて、無意識にそれを処理してるんだろうね」

と言われてものすごくストンと腹落ちした記憶があります。

つまり、外界から入ってくるあらゆる情報を総動員してそこに意味を見出す、というのはもしかしたら私の生まれつきの特性かもしれなくて。

それが人に対して作用すると、些細な言動でも「え、これってもしかしてこういうこと?」「多分ほんとはこう思ってるんだろうな…」とついつい深読みしてしまうんでしょうね。無意識に・・・(´д`)

たぶんだれも悪くなかった

このあと本編に戻るわけですが、次の話では自分の無価値感の根底部分に大きく関わっているであろう「家族」の話に触れます。

※少し前の自分が書き溜めたメモが元なので、今見ると色々と感情的だなぁと思うところもあるのですが、せっかくなのでそのまま加筆する形で書くつもりです。

そして、さっきの「生まれつき説」が仮に正しいとすると、今の私の思考や現状は、親がたまたま持っていた「親自身の不安」を、「たまたま敏感に生まれた私」が鋭く感じ取って引き受けちゃった結果なんだろうなと思ったのです。

どちらが悪い、という話ではなくて、両方がパズルのようにカチッと、運悪くはまり込んでしまっただけなんだろうなぁと。

今27歳になって、こうやって自分を振り返り、親子関係を少し離れたところから客観的に見られるようになって、ようやくそう思うようになってきました。

だから、結局は誰も悪くはなかったんだよなぁ…

でも、悪くないのはわかったけど、自分が自分の気持ちを抑圧してきたという事実や、「納得いかなさ」が消える訳ではなくて。

ホントはああしてほしかった、ホントはこうしてほしかった、という気持ちが、子供の状態のまま私の中に残っている。

このやり場のない気持ち、どうしたらいいんだろう…(´・ω・`)

と、モヤモヤした感情だけが残り、それが今になって暴走して、わざわざ苦労を引き寄せてもがいているような・・・

…っと、具体性なさすぎて続きを進めなきゃなんのこっちゃわからんようなぼんやりした話をして一人納得している私ですが、お待たせしました、ようやく本編再開したいと思います←

次からはまたしかめっ面モードね(`・ω・´)

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