「好きなことでお金を稼いでやるんだ!」
と、一大決心して会社を飛び出した2年前の私。
それまではレールの上を外れない、常識に従って生きる、親が喜ぶような進路を選ぶ、といった選択を無意識にしていたけど、就職してから軽くメンタルを病んだことをきっかけに「自分の人生なんだから自分の選んだ道で生きてみたい!」と、新卒で入った会社を辞めるという自分にとっては大きなタブーを冒しました。
今思えば半ば親への反抗心のようなものを原動力にして動いてたなぁと思います(´-`)
それからとりあえず飲食のバイトをしながら知人の伝手でライブに出してもらって、貯金を切り崩しながら生活して。
初めて自分の演奏でお金をいただいたときは嬉しかったなぁ。とても自慢できるほどの額じゃないけど、正真正銘自分の腕で稼いだお金なんだ!って(´ω`)しみじみ
でもぶっちゃけ言って、BGM生演奏の仕事のパイって少ない(と私が思ってるだけかもしれないけど実際なかなか仕事増えない)から、なかなか自分が想像してた額まで届かなくて、日に日に減っていく貯金に焦りが募って、それでも思うように成果を出せない自分に嫌気がさして・・・
そんな感じで過ごしているときに心屋仁之助さんの著書に出逢って少し前向きなメンタルが得られたものの、状況が一気に好転するわけでもなく。
生活費を稼ぐために演奏には行くんだけど、お金のためだけに演奏してるときは正直全然楽しくなくて(ピアニストがこれ言っちゃうのどうなんだとちょっと躊躇いましたが、ここもタブーを冒してみます)、「あれ、私何のために会社辞めてまでこの道に来たんだろう?」と沢山悩みました。というか今も現在進行形で悩んでます笑
「好きなことでお金を稼ぐ」のと「お金を稼ぐために好きなことを利用する」は、言葉で書くと伝わりづらいですが全く別物なんだな、と実感してます。
お金が目的になってしまうと、その瞬間に自分の生み出すものは「周りの人が望むもの」「他人を喜ばせるもの」になってしまうから、自分の満足度がガクーンと下がる。自分のために好きなことをやっているはずだったのに、いつの間にか他人のために自分の大事なもの(スキルや心など)を消耗する行為にすり替わってしまっている。「好きなことを仕事にすると嫌いになるからやめた方がいいよ!」という言葉の裏側にはこういう仕組みがあるんじゃないかなぁという分析。
加えて、心屋さんは「やりたくないことを辞めて好きなことだけをしていたら、勝手に収入は上がっていく」と著書やブログなどで再三仰っております。
うーん、私は好きなことを仕事にしてるはずなのにな・・・と何度も何度も同じ思考を繰り返す。
まだまだやりたくないことをやってるよってことか?そもそも自分が好きだと思っていることは好きだと「思い込んでる」だけなんじゃないか??と、よくよく考えたら恐ろしい結論が出そうなことまで考えを巡らせてみましたが笑
で、とりあえず今出ている結論としては、私は好きなことはわかっている(正確にはわかるようになった、かも)と思っています。
例えば「ピアノを弾く」という行為は、多分何があっても一生続けていくんだろうなーとぼんやり思うくらいに自分とは切り離せないものです。
でもそこに、「仕事だから頑張らなきゃ」とか「お金を稼がないと生活できない」とか「お客さんを喜ばせないといけない」といったいわゆる不純物を必要以上に混ぜ込んでしまっている状態なんだろうなと感じました。
それに加えて、先に述べたような反抗心、稼げるようになってやるんだ!という自分の意地みたいなものが、逆に自分にブレーキを掛けているような気もするのです。もっと楽に生きられる道は他にあるかもしれないのに、そこだけに固執してもがいてばっかり。つまりは意地っ張り笑
やっぱり「~しなければいけない」の制限を少しずつ外していくことがキーポイントになりそうです。
これはやっておかなければ、やっておかないと○○になる、という恐怖を超えて、好きなことをしてやりたいことを辞める。いやぁ勇気要ります。でも自分は出せるはず。2年前出せたんだから、時間かかるけど出せるはず・・・(自己暗示
カウンセラーへの道もまだまだ遠いなぁ笑。けど自分をカウンセリングの実験台にするのが一番効果的だしなぁ。
「misoさんが今心のことで悩んでるってことは、いつか同じように心のことで悩んでる人の力になれるってことだよ」
という主旨の言葉を掛けてくれたのは前の職場の産業医の先生。
うん、そうそう、悩みや苦しみを知ってるからこそ、同じ傷を持ってる人には共感してあげらるし、役に立ちたいと思っちゃうんです。
いつかこのもがく様が、誰かの救いに繋がりますように(´ω`)
という感じでちょっと希望を持たせて締めくくることに成功!笑
心理学も好きなこと、だしなぁ。もっと掘り下げて勉強したいなぁ。
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