オンラインコミュニティ・ライフエンジンに参加することを決めたときの葛藤とイタい経験について(2)

挫折と悩み

「ひとりでやること」に疲れてもいたけど、それは心の支えでもあった

【前回の記事はこちら↓】

オンラインコミュニティ・ライフエンジンに参加することを決めたときの葛藤とイタい経験について(1)
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もう一つの理由は、先日このブログにも書いた「孤独」に対する私の執着でした。

自分の中にずっと居座り続けている「孤独」について考えてみた(1)
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自分の中にずっと居座り続けている「孤独」について考えてみた(2)
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もうずっと前から、今の自分の取り組んでいる事(ピアノ・心理学といったプロジェクトから日々の生活に至るまで全て)が、ここから先は一人ではどうにも先に進むのが難しい、というところまで達していることに薄々気が付いていました。ここよりもっと遠くへ自分を進めるには、他人の協力が必須なフェーズに入ってきていると。

ライフエンジンは、まさにそういう人たちに向けたコミュニティでした。

これから求められる新しい働き方というのは、1人で完結させられるものではありません。テクノロジーが進歩し、グローバル化が進展するなかで求められる創造的な仕事の規模はどんどん大きくなってきています。競争ではなく協力の時代です。だからこそライフエンジンのような場が重要になってきます。

ライフエンジンではメンバー同士のコラボレーションによってコ・クリエーションを促進します。これからは多くの人と互いに創造性を刺激しあい、協業しあうことが必要不可欠です。

いまや企業に属さず自律的に働く人が増えてきていますし、その傾向は今後さらに強まっていくでしょう。その理由は1人でできることが増えたからではありません。無名の個人が「コ・クリエーション」しやすくなったからです。ライフエンジンはあなたの人生における強力な武器になるはずです。

でもそこまでわかっていながらも、私はずっと「ひとりでやること」にこだわっていました。

それは上記記事でも書いたような、子供の頃の経験から培った「どうせ私はひとりだ」という想いを握りしめていたのもありますし、「一人で生きられるようになって、やっと自分の存在を認められる」とも思っていたからです。

「ひとりでやること」にいくら困難と寂しさを感じていようが、鬱になろうが貯金をすり減らそうが、「ひとりでやること」が私のアイデンティティ、心の支えになっていたんです。

だから、コミュニティというところに入って「ひとり」ではなくなった瞬間、私の自尊心を支えているものがなくなってしまう。ひとりでもここまでできるんだぞ!という気持ちを支えにしてここまでやってきたのに。

「ひとりでやること」が周りからも自分からも認められる手段だったのに、それを手放すなんて。それがずっと怖かったんです。

「ひとりで」の執着を手放させた衝撃的な出来事

さて、そんな私でしたが、ついにその「ひとりでやること」に対する葛藤を手放して、ライフエンジンに参加する運びとなりました。その直接的なきっかけになったのは何かというとですね・・・

・・・(´・ω・`)

あんまり言いたくないんですけど・・・(´・ω・`)

・・・(´・ω・`)

・・・禿げました(´;ω;`)

ええ、そうなんです。ストレスで髪が禿げたんです。

今まで抑うつ状態、慢性的な肩や背中の凝り、めまい、という不調と闘いながらも、なんとか生活を立て直して夢を追おうと自分にプレッシャーをかけて追い立ててきた代償なんでしょうかね。(もうこの時点でやめろよって感じなんですけど、もう既にやめるくらいなら死ぬ!というわけのわからん精神状態まで追い込まれておりました)

今まではなんとかかんとかやり過ごしてきました。もうそんな状態にも慣れっこになってしまって、感覚が麻痺してきていたのもあったんですけど。

でもね、禿げはいかん(´・ω・`)あいつのパンチ力は計り知れなかったよ。

髪は女性の命です。ましてやピアニストという人前に出る仕事をしている私の髪の毛がじわっと後退してるなんて!!昔から人よりも毛量が多くて美容師さんがカットに苦戦するくらいだったというのもあって、「まさか自分が」というショックはかなりのものでした。

そのときに「あ、もう無理だわ」と思ったんです。精神的にも身体的にも大ダメージを負わされて、ようやく自分は「ひとりで」を手放さざるを得ないなと悟ったんです。これは「お前これ以上無理して頑張るつもりやったらもっと禿げさせたるからな!!!( ゚Д゚)」という身体からの脅しのように感じました。

それでもまだ心の中の私は「ひとりで頑張る」ことを諦めたくない、という必死の抵抗をしていましたが、これ以上禿げるのはマジで勘弁なので観念させました。

これ以上頑張り続けたらいよいよ影響が飛び火してしまう

というわけで、私に「ひとりで頑張ること」をやっと諦めさせたのは、抑うつでもなく、全身の不調でもなく、禿げたという事実でした。というか鬱になっても動き続けるとかゾンビかよって、自分の変な方向の強さにはほとほと呆れました(´д`)

普通の人だったらもっと手前でストップするんでしょうし、そうするべきなんですが、まだいける、まだいける、って思いこんじゃってるんですよね。ここで挫けるなんてダメだ!もっともっと強くならなくちゃ!という思考が無意識にプログラミングされてて、しかも自分じゃ気づけないからどうしようもないんですよね・・・

ってことをパートナーに打ち明けたら、「いや・・・もう・・・十分強いから・・・てか強すぎやから・・・そんなに辛いのに・・・」逆に泣かれてしまいました。あぅ、すまん・・・(´・ω・`)

こんな風に、ストレスを抑え込むことの代償が自分の内面だけでなく、目に見える他の部分にも現れ始めたのを感じたので、これはヤバい、と思ったもの観念した理由です。

コミュニティに入ることで「ひとり」を手放す練習をするのが目標

そんなこんなを経て、現在ライフエンジンに参加してちょうど2週間です。

今どんな状況かというと、さっそく一つのコラボプロジェクトに声をかけて頂き、それに取り組み始めています。こんな新参者の私にもう!?という驚きと、プロジェクトの立ち上がるスピード感に驚きと、コミュニティの人達の温かさと優しさに驚きと・・・もう驚くことの連続です。いい意味で。

まだまだその新しい風に翻弄されている感が強いし、これからどう転んでいくのかもわからないですが、今のところ私が持っていた以下の心配はどうやら杞憂に終わるんじゃないかなと思えてきました。

正直、ここ数年挫折感ばかりを経験してきた私にとっては、ここにいる人達が眩しすぎました。こんなすごい人たちの中に混じって、私は場違いにならないだろうか?用意されているコンテンツを上手く使いこなせずに、また「できなかった」を味わうだけじゃないか?周りの人と比較して、進歩がない自分に落ち込むんじゃないだろうか?

もしかしたらここに加入しただけでは私自身の根深い思考は変えられないのかもしれないけど、根本から全部を変えられなくても何か小さなことからでも変わっていけたらなと今は思っています。

これから私はどうなっていくんでしょうかね(´ω`)ひとまず一旦「ひとり」を手放して、身を任せることにします。

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