唐突ですが、漫画「左ききのエレン」がアツいです。
以前番外編の読み切り小説を読んで、私の琴線にクリーンヒットして心の中をえぐり散らかされた模様をこのブログでもお伝えしたことがあるんですが(´д`)
※↑余りにも思ったことをそのまま垂れ流しすぎてものすごくドロドロした文章だったのでこのたび若干語尾などをリライトしました笑
本日更新された最新話で、またまた泣かされてしまいました。
ヒカリさんのセリフで声を上げて大泣きしてしまった(´;Д;` )うわぁぁぁん
まだ出かける前でよかった「それ本当に大人ですか」左ききのエレン|58話|かっぴー @nora_ito |左ききのエレン https://t.co/c57pCGb4p6
— カナミ(miso)@音楽アカ (@miso35_piano) August 17, 2017
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今日の記事も、単なる自分の感想文でしかありませんが、心が動いた記録として書き留めておきます(´ω`)
「自分の仕事で怒ったり泣いたりしないのが本当に大人ですか!?」
といっても、感想はさきほどの私のツイートで言ってることに尽きるんですけどね(・ω・)
このシーンに泣かされてしまったのです。
「自分の仕事で怒ったり泣いたりしないのが本当に大人ですか!?」
これまで多くの名言を残してきた左ききのエレンですが、今回のこの台詞は特に多くの人の心に刺さったみたいです。
「自分の仕事で怒ったり泣いたりしないのが本当に大人ですか!?」は響いた。ほんと。この状況で我慢したら、何が残るんだろう?続きがきになる。
「それ本当に大人ですか」左ききのエレン|58話|かっぴー @nora_ito |左ききのエレン https://t.co/xfBLMAKOpt— 服部由実 (@yumihattori2) August 17, 2017
自分の仕事で怒ったり泣いたりしないのが、本当に大人ですか?…グッときました。今週も安定の面白さ。(左ききのエレン)
— 即様 (@rainy9t) August 17, 2017
とにかく今はこの場を無事に着地させるのが第一、理不尽なことでも我慢しろ、大人になれ、という流川の代理店営業としての立場。
そんな形で自分の仕事を踏みにじられても黙っているのが本当に大人と言えるのか、と訴えるヒカルの仕事人としての立場。
どっちの信念も一理あるし、どっちが優先されるべきか、なんて答えは到底出せないものだから、色んな事を考えさせられるし、読む人にいろんな思いや葛藤を残していく。
そんな胸の奥をグサリと刺されるような体験を1度2度といわず、毎回毎回させられちゃうもんだから、引き込まれて目が離せなくなるんです。本当にこんなのが描けるって、すごいなぁ・・・(´д`)
なんでこんなに面白いんだろうって考えてみた
で、なんでこんなに左ききのエレンは読む人を引き付けるのかな?ってちょっと考えてみたんですが、とりあえず今のところの私の考察として。
これは左ききのエレンに限らず人が見聞きするもの全部に言えることなんですが、何かの台詞が心にささったり、何故かとあるシーンがずっと頭から離れないのって、それを見る人の中に、それによって反応する「何か」があるからなんですよね。
自分の中に反応のタネがあって、それが見るもの聴くものを通して投影されるから、心が揺さぶられる。
たとえば、私が今回のヒカルさんの台詞で大泣きするほど心がえぐられてしまったのは、ちょうど前日に仕事のミーティングで自分が感情論で話をしてしまったことに自己嫌悪してたからなんですね。
関わる人それぞれの立場もわかるし、大事にしている者も違うから、それを踏まえたうえでキチンと話を整理して意見を言わないと・・・と思っていたのですが、現実はなかなかうまくいかないもので(´д`)思ったようにスマートに自分の考えを伝えることが出来ませんでした。
理性的で筋道が通った話し方ができる人でありたい、感情論を持ち込まず、常に冷静に物事を考えられる人間でありたい、という自分の中の理想像もあいまってかなり落ち込んでいました。
そんなときに今週の「左ききのエレン」を放り込まれるとどうなるか。
という流れ。
つまり、「仕事で感情を出しちゃいけない、理性的でありたい」という理想で押さえつけていた自分の本心、というタネが、ヒカルさんの台詞に「そういう在り方もアリ」というメッセージとして反応し、私の心の中にジャストミート、というわけです。
これは反応のタネが意識出来てるので結構わかりやすい例ですが、たぶん、漫画であれ音楽であれ、芸術作品に対する感情ってそうやって沸き起こるものだと思うんですね。大抵はタネは無意識領域にあることが多いですけど。
で、左ききのエレンは、この部分を的確に突いてくる。それだけ描写にリアリティがあり、キャラクター毎の「信念」がはっきり伝わってくる。
しかも、そのバリエーションもとにかく多い。あーこれあるある!という比較的普遍なものはあれど、細かいところまで見れば本来読む人によって反応のタネって違うはずなんだけど、登場人物の属性も立場も性格も十人十色。一人として同じスタンスのキャラがいない。
だから、読む人によって感情移入できる人(反応が起こるキャラ)はバラバラだけど、トータルとして共鳴できる人が多くなる。もちろんタネが一人ひとつなんてこともないし。
多くの人が経験しつつも心の中にしまってきたような葛藤をありとあらゆる描写でことごとくザラリと撫でていく。そんな心が引っかかるためのフックが沢山用意されているから、それぞれで引っかかる人がたくさん出るって感じなのかなぁ・・・(´ω`)
っと、つらつら思ったことを書いてみました。
そんな刺さるシーンや名言盛りだくさんの左ききのエレン、ぜひ色んな人に読んでもらいたいです。好きすぎるので勝手に宣伝させて頂きます(`・ω・´)
※Kindle版もあります→左ききのエレン(1)
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