結局、人間って「損したくない」んですよね。
だから、自分にとっての利益が損なわれそうになった時は、必死に抵抗する。
で、損したくないってことは出来るだけ利益を多くしてして生きたい。もっといえば、出来るだけラクして生きたい。
良くも悪くも、それが人間の本質だと思うんです。
本当はラクして生きたいけど。
お金は出来ればたくさんほしいし、休日は一日でも長い方がいいし、一生遊んで暮らしたいし、つまらん会社は無くなればいいと思ってるし、口うるさい姑は早く死んでほしいし、毎日すきなことだけしていたいし、嫌いなことは一切やりたくないと思ってる。
そういうの、心の根っこでは少なからずみんな持ってると思うのね。
でもそういうのを表にだしちゃうと、それって人としてどうなの？みたいなことを今の世の中じゃ言われちゃうのね。
だから隠す。
そういう人は、自分勝手で、他人のことを考えられなくて、社会にとって害悪で、ダメな奴だって言われちゃう。
そうなるとやっぱり生きづらいから、みんな昔のままの働かざる者食うべからず精神で、心の奥底にあるどろどろした欲望はフタしてみないようにして、上辺だけニコニコして、出来るだけ波風立てないように生きてる。そんな人が、今の世の中はとても多い気がするんです。
かつては私もその上辺だけニコニコしている人の一員だったけど、こうやって好きなことで生きてやる！ってちょびっとだけ社会のレールから外れる努力をしてみたら、その異様さが目につくようになったんです。
まだそういう風潮から逃れ切った、とは私自身も到底言えませんし、何なら今も親や社会に押し付けられた価値観と闘いながら苦しんでるなうですが、今となっては、そういうドロドロした根源的な欲望を押し殺さずに生きてる人のほうが、よっぽど人間らしいなって思うようになりました。聖人君子のような言葉しか発さず、上辺しかニコニコしてないひとよりも、よっぽどね。
子供みたいにストレートでいい
まぁたしかに、そういう欲望をそのままドバッとさらけ出しちゃうと、さすがに社会生活は送りづらいから、出し方は考えた方がいいとは思うんです。
でも、私が問題だと思うのは、そういう根源的な欲望を持つこと自体をタブー視してるような風潮があること。
本来あるべきものをないことしておく。それが「正しい」ことだって、なんとなく上から押さえつけられてるような。
そうやって人間として本来あるべき望みというか、自分の根っこの気持ちを無視して、他人や世間の軸で生きることをよしとする風潮と、うつやメンタルの疾患で悩む人や狂気的な凶行に及ぶ人が増えたことって、絶対に無関係じゃないと思うんですよね。
「損したくない！」「あれはイヤ！」「これはキライ！」
そんな子供みたいな欲望だって、それも自分自身なんだし、生まれてしまったものはしょうがないからきちんと認めてあげる。理性で無理矢理フタをしようとするから、あんな風に暴走するんじゃないのかなぁ。
まとまりなくなってきたけど、なんとなくそんなことを考えたので。せっかくなので文字に起こしてみました(・ω・)
コメント