お金や愛情をかけてもらったんだから親の言いなりにならなきゃいけない、なんておかしい。

毒親・過干渉

うさぎのみみちゃん(@usagitoseino)のツイートにビビッときた

久しぶりに言いたいことをズバッと代弁して頂いているツイートに出会いました。うさぎのみみちゃん@usagitoseino)さんありがとうございます。

お金や愛情を引き合いに子供をコントロールする親

この手の親は、「お金」や「愛情」というものを引き換えにして、子供をコントロールしようとします。子供を自分の言いなりにさせるために、子供よりも自分が勝っていることを引き合いに出します。しかも大抵無自覚に、悪意なく(重要)

私の場合はいわゆるカーリングペアレントのもとで育てられたのですが↓

カーリングペアレントに育てられた私が、過保護とその弊害についてざっくり解説してみたよ
カーリングペアレントについてのメモをツイートしたのですが 過保護な親の一種、カーリングペアレント。 ツイートで書いたことをブログでもまとめておきます。 「カーリングペアレント」とは カーリングが盛んなスウェーデン生まれの言葉。石が...

私は「口答えするな!」なんて怒鳴られたことはなく、むしろめちゃくちゃ優しい母なんですが、その分その愛情(のようなもの)が重すぎてしんどいことが多々。

 

これだけ大切にしてあげたんだから、(私の理想通りに)幸せに立派に育ってね(^ω^)♡

 

という期待とプレッシャーが顔や態度にめちゃくちゃ出る人でですね・・・しかも本人無自覚という厄介さ(´д`)

いや、幸せに立派に育ってね、の部分は申し分ないんですよ。そこは親として子供の幸せを願えるのは立派だと思うし、そう思ってくれてる部分は感謝しているんですが、(私の理想通りに)という部分が問題でして・・・しかもその条件が細かすぎてですね・・・(´д`)ハァ

※ざっくり紹介すると、こちらの記事で紹介されている「至れり尽くせり母」というのがまさに自分の母親にピッタリ当てはまっております。

http://ure.pia.co.jp/articles/-/68054?page=2

高橋「このタイプは、たいてい、口では『あなたの好きにしていいのよ』と言って、かいがいしく世話を焼いてくれますが、内心では、我が子が高学歴・高収入の、世間一般でいう勝ち組になってくれることを望んでいます。

そしてその期待が、普段の言動から子どもにみえみえです。そのため子どもは反抗できず、母のために、母が敷いたレールの上を進んでしまいます。

たとえば、子ども自身が母親のことを良いお母さんだと感じていて、勉強もスポーツもがんばって母親の期待に応え続け、思春期に反抗期がなかったという場合、母親が至れり尽くせりタイプの毒母である可能性が高いです」

出典:実は「隠れ毒母」!? カウンセラーが教える見分け方&グチ攻撃から逃れる方法|ハピママ

嫌なものは断っていい、はずなんだけど

「お金や愛情をかけてもらったんだから」→「親の期待通りに振る舞わなければいけない」なんてのは、はっきり言っておかしい、と今なら言えます。

いくら親が愛情の延長であれこれと手出し口出し物出ししてくれたことでも、それが子供にとってプレッシャーになったり我慢を強いられる事態も同時に引き起こしているのであれば、結局プラマイゼロなので。いや、むしろマイナスの方がちょっと多いかも?

だから、そういうコントロールに対しては、子供にもそれを拒否する権利はあるはずです。

※過去にこういう記事も書いております。「すべての愛を受け取らなくていい」というブログ記事を紹介しています↓

親が過保護・過干渉で悩んだことのある人は心屋仁之助さんのこのブログ記事を読むといいよ
心屋仁之助さんのとあるブログ記事 どうも、最近過干渉(過保護)についての関心が止まらないmisoです(・ω・) 私自身がかなり過保護気味な親に育てられて、それゆえの悩みをこのブログでもポツポツとしたためているんですが。 そんな...

でも、実際に「自分がされて嫌なことを主張」してみると、何故かそっちの方が悪い・冷たい人間だと思われる、謎の理不尽にぶち当たったりしてね・・・(´д`)

私は20代も終わりに差し掛かったこのタイミングでやっと「それはしなくて大丈夫だよ」と言えるようになりましたが、今でも「misoちゃんのためにやってあげたのに」という言葉はよく言われるし、言わないときでも顔に書いてあります。「あなたのためにこれだけやってあげたのに、断るなんて冷たい子ね。お母さんは悲しい。」というメッセージが。しんど・・・(´д`)

お金や愛情をもらったからといって言いなりになる必要はない

世間一般にも、毒親、という言葉やその実態が広まったことで少しは理解が進んだようには思いますが、この「プラマイゼロ、むしろマイナスだから拒否してもいい」ってなかなかどーして伝わりづらい気がしてて。

「大切にしてもらってるのに、なんでそれが辛いの?」

「そんなに親に良くしてもらってんのに何言ってんだコイツ」

「それはあなたの甘えだよ。それだけ愛情かけてもらったんだから感謝しなくちゃ」

こういう「なんだかんだ言って親には感謝すべき」という呪いが、世間の風潮や自分自身の中にも残っているので、いまだについビクビクしてしまうこともあり。

でも結局こういうコントロールを無自覚にやってる親って、いってしまえば子供にちゃんと向き合ってないんですよね。

だって、「子供が嫌がっていること」ことに気が付かないんですから。気が付いたとしてもそれを認めず無視して、ただ「親として愛情をかけてあげてる自分」にしか意識が向いてないってことですから。

そんな「子供の気持ちを押さえつけようとする」振るまいには付き合わなくてもいいんです。

最初はそうやって「付き合わなくてもいい」と思うこと自体に罪悪感を覚えてしまいますが(経験済)、結局そうやって少しずつ自分で自分の気持ちを大切にする練習をするしかないんだろうなと思います。

そのときに、今日紹介したツイートの考え方はとっても大切なんだろうなと。

いくらお金や愛情をかけてもらったからと言って、心まで言いなりになる筋合いはないんです。毒親育ちにもっと伝われ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました