過保護・過干渉の問題に取り組む子供が抱いている3つの恐怖について書きます

毒親・過干渉

過保護、過干渉問題に現在進行形で取り組む人の声ってあんまり見ない

今日も今日とて過干渉、過保護、ACについての考察です(・ω・)misoです。

ふと思ったんですが、アダルトチルドレン、毒親、過干渉に悩んでる人の現在進行形の体験記ってあんまり見ないんですよね(私が探すのヘタなだけかもしれないけど!)

なんか、こうやって克服しました!っていう声や、こうすれば回復できますよ、という専門家からのアドバイス的なサイトはいっぱいあるんだけど、「今まさに苦しんでいます!」というリアルな声ってあんまり上がってこない気がする。

ま、それを表に出すのに心理的なブロックがかかってるから悩んでいるのであって、その苦しい思いを言うなり書くなり出来るようになってきたらもう既に回復段階にあるということなのかもしれないけど・・・(´・ω・`)

私自身も今だに、過保護、毒親、アダルトチルドレン関係の記事を書くときは何とも言えない吐き気のようなモヤモヤが胸につっかえているのです。

というわけで、今日はそのモヤモヤの正体、なんで発信することに苦しさを感じるのか、思い当たる所をそのままに書いてみることにします。

過干渉に立ち向かう人がぶち当たる恐怖3つ

この自分の状態を表に出すことのモヤモヤって、はっきり言ってしまえば「恐怖」なんですけども、大きく分けて

・世間の目
・親
・自分自身

この3つに対して抱いてるのかなと自分では感じています。まだ自覚出来てない恐怖もあるかもしれないけど。

1.【世間の目】「間接的な過干渉の辛さ」は共感されにくい?

たとえば、虐待を受けていた、毎日パチンコばかりで育児放棄されていた、アル中だった、というように、親の方が「わかりやすくヒドイ親」なら、世間は「それは確かに大変だったね」と納得してくれやすいんですよ。

でも、普通世間一般では、何でもかんでも親のせいにするな、というのが通説です。

だから過干渉、特に一見何の問題もなく見える「間接的な干渉」が常態化している場合は、外から見てその問題が分かりづらいんですよね(´・ω・`)

「間接的な過干渉」をする親は基本的にものすごく優しいです。子供が困らないように何でも手を貸してくれるし、声を荒げることもない。家の外の人間から見ても、物腰柔らかい素敵なご両親、といった感じでしょう。

だから、子供としては、「それが辛いだなんて、周りには理解してもらえないんじゃないか?」という恐れを抱いてしまうのです。

「なんでそれが辛いの?」とか、 「そんなに親に良くしてもらってんのに何言ってんだコイツ」とか、「どんなわがままな神経してんだ」とか、 「それはあなたの甘えだよ。それだけ愛情かけてもらったんだから感謝しなくちゃ」とか。

過干渉で育てられた人は自己肯定感が低くなるので、こんな風にちょっとでも周りから批判されたり、共感されなかったりすると自尊心に大ダメージ喰らいます(´д`)

というか、そもそも「自分の考えを発信する」ということ自体にブロックがかかってることも多いので、仮に勇気を出してちょっと悩みを吐き出してみたところに上記のような言葉をかけられたりしたら、下手したらもう二度と自分の気持ちなんて言うもんか・・・!(`;ω;´)と余計にブロックを強くしちゃいます。

そしてますます内に沈んでいく。いつまでたっても問題は顕在化しません(´д`)

そういう意味では、テレビドラマ「過保護のカホ子」は過干渉の問題点を広く認知させ、世間の関心を集めたという点でとても意義のあるものだったと思います。

まぁ私は予告編を見ただけで何故か息苦しくなって涙が止まらなくなってしまったので、本編は怖くて一話も見れてないんですけどねっ(^ω^)☆

自分の心の問題をスッキリ解決できたら、何とも思わず見れるようになるのかしら・・・(´・ω・`)と思いながら私は今日もこのブログでメンタル問題と向き合っております。

2.【親への恐怖】自分はとんでもない親不孝ものではないか?と感じてしまう

これは恐怖というか、罪悪感ですね(・ω・)

過干渉は、ほんとーに身も蓋もない話をしてしまえば、子への愛情から生まれる行為ではありません。

いや、愛情はその中に含まれてはいるんだけど、その出所が親主観で「自分(親)がイライラしないように、自分(親)がソワソワしないように」という親の満足なところがミソ。

愛情発信ではないものの、愛情はたっぷり含まれてるから話がややこしくなるんです(´・ω・`)

でも、もちろん親にはその自覚はありません。本気で子供のために、と思って色々と動いてくれているし、その必死に何かをしてくれようとする気持ちはこっちにも伝わります。

だから私がこうやって大人になった今、このブログに「親の育て方は実は過干渉だったんだ」と文章にしていくことは、「親からしてもらった愛情(のようなもの)いろいろ」を真っ向から否定することに等しい。これは子供心に非常にツラい(´;ω;`)

しかも「親からしてもらった(のようなもの)いろいろ」は、すべてが辛かったわけじゃない。むしろそれで助かったこともたくさんあります。

だから子供の心には、いざ自立しよう、自分の心の問題と向き合おう、としたときに、「こんなに色々してくれたのに・・・」という親の好意を裏切った罪悪感でいっぱいになるのです。

特に、現在進行形で実家に住んでる人(住まいを提供してもらってる)や、仕送りをもらっている人なんかは余計辛いと思う。過干渉なのはわかっているけど、それがないと生きられない。そんな今現在の自分を責めたくなる。

今まで育ててこれなかった自我を育てて、本当の意味で自立していくにはこのプロセスを通る他ないのですが、まーーー辛いですよ。えぇ。

あんなに優しかった両親をこき下ろしたくてこんなこと言ってるわけじゃない。両親を責めたくてこんなこと書いてるわけじゃない。

そんな風に何度も何度も自分に言い聞かせないと、私も正直身が持ちません(`;ω;´)

3.【自分自身への恐怖】 自分には力がない、と信じ切ってしまっている

過保護・過干渉って例えるなら、生まれた時からベビーカーに乗せられて(←ここまでは誰もが通る道)、いつまでたってもベビーカーから下りる機会を与えられず親が後ろから押して回ってる感じ。(与えられず、がポイントだと思ってる。勝手にベビーカーから降りたらヒョイっと抱き上げられて戻されるので。)

身体の機能としてはもうとっくに自分で歩ける力がついてるのに、5歳になっても10歳になっても、自分の足で歩く、というトレーニングをしていなければ、歩く能力は身につきません。

この過程で、「親が色々やってくれて上手くいく」=「自分一人では何もできない」という刷り込みが無意識になされるんですよね。

本当は自分の足で歩きたいし、いずれ自分の足で歩いていかなきゃいけないことも分かってる。でも、ずっとずっと自分の足を使ってこなかった所にいきなりベビーカーを引っこ抜かれてはまともに立つこともできないこともまたジレンマ。

過干渉の問題に向き合うことは、この「大人になってもまともに立つことさえできない、出来損ないの自分」と真正面から向き合うことになるからめちゃくちゃ苦しいんです。ついつい避けたくなるんです。

ちなみに私はもう嫌だ!!と一度プチ爆発を起こした時にベビーカーを自分ではり倒したことがあります。これが会社を辞めてピアニストになる!と初めて行動を起こした時。

しばらくはそれでよかったんですが、結局「自分一人では何もできない」という刷り込みが無くなったわけじゃなかったので、大事なところで尻込みしてしまったり、重要なことを自分で決められなかったりという弊害がたくさん置きて、自信をなくして身動きが取れなくなってしまいました。

なので、今になってこうして真っ向から心の問題と向き合うことになってるわけなんです(´・ω・`)

大事なのは、「過去は色々あったけど、これからはこうする」と踏み切れるかどうか

というわけで、心の問題に現在進行形で取り組んでいる者の気持ち、を頑張って書いてみました。

もちろん最終的に目指すところは、今回色々書いたことを言い訳にせず「あの時は仕方なかったんだよね」と受け止めて、じゃあ今から私はどうするか?というところに踏み出せるかどうかです。

でもそこに至るまでには見たくないものとも向き合わなくちゃいけないから、その助けに成ればという一心で書いてみました。具体的にどんなことが辛くて、どんなことを苦しいと思ってるのかの認知が広まれば、今悩んでる人は少しでも楽になれるんじゃないかなぁと思って(´ω`)

親に言われたことで自己肯定感が下がったのも、そのせいで自信を無くしてしまったのも、そうなっちゃったものは仕方ない。

でも、そこから「色々あったけど、今からは頑張ろう、頑張りたい」と心の底から思えるかどうか。

これだけの恐怖を乗り越えるのはなかなか一筋縄ではいかないですが、でもやっぱりこれしかない(´ω`)

その手助けとなるものに、カウンセリングやセラピー、実際の経験者の声なんかがあるんですよね。それらの力を借りながら、地道に取り組んでいきましょう。私も頑張ります(`・ω・´)

コメント

  1. のんちゃん より:

    はじめまして
    私も今現在、カーリングペアレント?ヘリコプターペアレント?に悩んでいる23歳学生です。
    母との関係(というか、私が母に感じている感情)について長年悩んでおり最近ネットで色々と調べていました。調べるとまずヒットするのは毒親というワードでしたが、毒親というほどのあからさまな虐待があるとか、アルコール依存症の親だったって訳でもなく、やはり私の悩みすぎなのかなと思っていた所にmisoさんのブログを拝見して、まさにうちの親だ!やっと共感できる方を見つけた!と感動したその勢いでコメントしています(笑)
    私の母は仕切りたがりのバリキャリウーマンです。とてもよく動く人で、仕事もできて母親業もしっかりこなす人です。はたから見ればすごい人、偉い人、尊敬される人、評価される人、そして良い母親です。私もすごい人だとは思います。でもだから辛いです。他人から評価されているのが分かっているから私のこの感情は理解されないだろうな、むしろ間違っているのかもと思ってしまいます。別に常に母のことが嫌いな訳ではないんです、が、母からの攻撃(母は良かれと思って言ってる小言)を受けると私は必ず、とっても落ち込み、母の小言が気になって気になって自分の事なのに自分で決めきれなくなります。完全に刷り込みが完了されてますよね笑
    そんな自分が嫌で母から離れたいのですが、あなたから離れたいです。なんて親不孝な言葉も言えないし、そもそも学生だからバリバリの扶養家族だし、、という感じで昔も今も苦しんでいます。
    ですがmisoさんのブログでやっと共感を得られてしかも詳しい分析もあってでかなり気持ちが楽になりました。やっぱり母は私に悪影響だったんだ、自分のこの気持ちは間違ってない、そう思えただけでかなり救いです。ご自身もお辛いのに、こうしたブログを書いていただいて本当にありがとうこざいます。地道に少しずつ母との関係の整理、気持ちの整理、自分を大切にすることをしてみようと思います。
    本当に悩んでいたので色々と書いてしまいました。長々とすみません。misoさんのブログは今日初めて拝見したのですが、これからも心の支えとして拝見していきたいと思います。ありがとうこざいました。

    • miso より:

      >のんちゃん様

      はじめまして、misoです。コメントありがとうございます!
      「ブログを読んで救われた」というのは一番うれしい言葉です。自分自身のことを振り返って文章にするのはなかなか苦行でもありましたが(笑)ここまでブログを続けてきてよかったなと思いました(´∀`)

      のんちゃん様もお母様との関係でお悩みなんですね。まさに、カーリングペアレントは一見しても問題が分かりにくいのが厄介なんですよね。
      「母のことが嫌いなわけじゃない」「でも自分は苦しい」「でも苦しいと思うなんて親不孝だ」「そもそもこんなことくらいで辛いと思う自分が間違っているのでは」の間をぐるぐる回って辛くなるという・・・(´д`)

      でも、ここで「母の言動が自分にとっては相性が悪かったんだ」ということに気付かれたのは大きな一歩だと思います。ここがかなり大事なポイントなので。

      一緒に住んでいると精神的な距離感が近くなりやすいので余計に大変ですよね。でも、それも時期が来ればきっと動きだすのに適切なタイミングがやってくると思います。それは外からやってくるものかもしれませんし、自分の心の中で準備が整うという意味でもあります。
      私は「就職」という理由を利用して一人暮らしを始めましたが、そこからより自分の認知のゆがみに向き合えるようになりました。
      今はちょっと辛いかもしれませんが、そういう「動くのに使えそうな理由」がないかな?とアンテナを張っておくだけでも気の持ちようが違ってきますし、実際にチャンスが舞い込みやすくなる、そういうものだと今は思っています。

      私もまだまだ道半ばですし課題はたくさんあるのですが、今後もこうやってブログに気持ちを整理していけたらなと思っています。お互いゆっくり少しずつ前に進んでいきましょうね(´ω`)ありがとうございました!

  2. だんでらいおん より:

    はじめまして。
    4歳の息子を育ててる主婦です。33歳です。

    すごく良くまとまっていて、共感できることたくさんで素敵な記事に感動しました。

    そのうえで、一つ異論ぽくなるかもしれませんが、聞いて欲しくて。。
    私の場合ですが、物心ついてから今現在までずっと過保護で過干渉な親と戦ってます。

    いつも周りから、お父さんお母さん優しくて幸せやね、ありがたいね、と言われるのですが、その行動はあまりにも、エゴでしかないだろうと思うような自分が干渉したくてしてるだけでほんとうに相手のこと思ってないだろうと思うような事ばかりなので。いつも、周りに愚痴を言うんですがわかってもらえないことの方が多く。最初は、さすがにそんなにされたらしんどいね、めんどくさい親やね、そうかそんな悩みもあるんだ、と同情してくれてる風な人もいますが。。そんな人でも、父が、息子を甘やかしまくったり私のできてないことをいいと言うのも聞かずしてくれる時に、助かるねぇ優しいね、ありがたいねとやっぱり言ってきます。その度にこちらがどんなにイライラするのかなんで分からないんだろうと腹が立ちますし、私はいつも親にやめてそんなしたくても我慢してしなくていいとどう言っても聞いてくれなかったり向こうが感情的にすくどなる人なのでつい自分も怒鳴ってしまいます。
    そんなふうに周りに吐き出すのは、溜めるよりいいと思っての事ですが、飲みの席などで、いつも親に助けてもらってるくせにいつも親の愚痴ばかり言ってる。自分に甘いと言われたりして。。。

    たしかに親に心配されるような自分でいることがいけないから干渉されたくなければもっとしっかりすればいいだけの話です。
    親にどう言っても話を聞いてもらえないなら嘘をついたりうまくあしらったり干渉される前に突っ込まれるところをなくせばいい。

    でもそれができないのは甘えだ。
    というイライラ、自分に対してのイライラもつのり。。余計自己肯定感が下がりまくる。

    そもそも過干渉な親が悪いのになんでそのせいで自分が頑張らなきゃいけないのかと思ってしまったり。

    いえほんとは、なにくそという気持ちでもっと自分を整えたら結果自分も成長するので結果オーライですけど。

    実は自分はきっと軽度のAHDDがありそうで、忘れ物などが多かったりしょっちゅうしなきゃいけないことが抜かるくせになんでもかかえこもうとする性格なので。。たしかに心配されるような自分であるのがいけないんですが。

    親も2人ともきっとなんらかの発達障害があるんだろうな、母は同じタイプで、人当たりはいいけどいろんなことが中途半端でそのしわ寄せでこどもや旦那に八つ当たりしたり…という事も昔から多かった。父もしないでということをこんなに何度もするのは異常だと思うし、父も母もいつも精神安定剤を飲んでいる人なので……

    話が逸れてしまいました。

    とにかく、わたしは反発していつまでも反抗期の子どもみたいな状態で人から見るとみっともないんでしょうが、その気持ちを抱え込んだりはしてないです。それに父母が悪いことをずっと昔から気づいてる。
    ありがたいことだし、愛情があるから心配する気持ちもわからないでもないし、助けてもらわなきゃならない自分だから仕方ない、のかもしれないけど、わたしからしたら、それはこれ!これはこれ!間違ってる事は間違ってる。とはっきり言いたいので……
    ある意味楽天的だと思います。
    だから周りからはそこまで重症だと思われず心配されないのかも。

    もちろん、辛いね、とわかってくれていつも心配して父達を悪く言ってくれる人もいるので救いがないわけではないですが。主人やお姑さんなんかは逆に、そんな父母をほんとにめんどくさがって嫌っていて、そんなこともわたしのイライラを助長し。。普通に親族みんなで仲良く催しに参加出来るご家族が羨ましいです。

    こどもは父母に懐いてるし、子育てを助けてくれてるのは事実だしこどものためを考えたらはいいことなんだろうと思う事もありますが、わたしの心がずっと苦しいのと、子どもの前でついいつも喧嘩したり、こちらが言わなくても向こうはすぐ威圧的に怒鳴ってきますので、よくないものばかり息子に見せてることで、息子にとっては父の存在はプラマイゼロだと思います。

    ちなみにわたしはそんな父母の知らない秘密を持ちたいこともあり、内緒でタバコを吸ったり飲み屋で働いたり複数の人と付き合ったり、今なんか実は風俗で働いてますが、それがいい息抜きになってしまっており…
    子どもじみた言い訳かもしれませんが、父母のせいで自己肯定感が高まらなかったと今でもずっと恨む気持ちがなかなか消えません。。
    もちろん、親も人間だし、そういう風にしかできない人なんだから仕方ない、と受け入れいい意味で突き放すことができたらいいんでしょうがなかなか。。

    長くなってしまってごめんなさい。

    みそさんが勇気を出して書いてくださった素晴らしいブログの伝えたい事と違うかもしれませんので恐縮ですが、言いたいこと言って戦ってるつもりでも改善どころか状況が悪くなってる、こんなみっともないケースもあるというささいな自己アピールでした。

  3. だんでらいおん より:

    はじめまして。
    4歳の息子を育ててる主婦です。33歳です。

    すごく良くまとまっていて、共感できることたくさんで素敵な記事に感動しました!

    そうなんですよね、周りからなかなか理解されにくいんですよね。
    でも、私の場合は少数派のタイプかもしれませんが、物心ついてから、いい歳した今現在までずっと過保護で過干渉な親と戦ってます。

    いつも周りから、お父さんお母さん優しくて幸せやね、ありがたいね、と言われるのですが、その行動はあまりにも、エゴでしかないだろうと思うような自分が干渉したくてしてるだけでほんとうに相手のこと思ってないだろうと思うような事ばかりなので。いつも、周りに愚痴を言うんですがわかってもらえないことの方が多く。最初は、さすがにそんなにされたらしんどいね、めんどくさい親やね、そうかそんな悩みもあるんだ、と同情してくれてる風な人もいますが。。そんな人でも、父が、息子を甘やかしまくったり私のできてないことをいいと言うのも聞かずしてくれる時に、助かるねぇ優しいね、ありがたいねとやっぱり言ってきます。その度にこちらがどんなにイライラするのかなんで分からないんだろうと腹が立ちますし、私はいつも親にやめてそんなしたくても我慢してしなくていいとどう言っても聞いてくれなかったり向こうが感情的にすくどなる人なのでつい自分も怒鳴ってしまいます。
    そんなふうに周りに吐き出すのは、溜めるよりいいと思っての事ですが、飲みの席などで、いつも親に助けてもらってるくせにいつも親の愚痴ばかり言ってる。自分に甘いと言われたりして。。。

    たしかに親に心配されるような自分でいることがいけないから干渉されたくなければもっとしっかりすればいいだけの話です。
    親にどう言っても話を聞いてもらえないなら嘘をついたりうまくあしらったり干渉される前に突っ込まれるところをなくせばいい。

    でもそれができないのは甘えだ。
    というイライラ、自分に対してのイライラもつのり。。余計自己肯定感が下がりまくる。

    そもそも過干渉な親が悪いのになんでそのせいで自分が頑張らなきゃいけないのかと思ってしまったり。

    いえほんとは、なにくそという気持ちでもっと自分を整えたら結果自分も成長するので結果オーライですけど。

    実は自分はきっと軽度のAHDDがありそうで、忘れ物などが多かったりしょっちゅうしなきゃいけないことが抜かるくせになんでもかかえこもうとする性格なので。。たしかに心配されるような自分であるのがいけないんですが。

    親も2人ともきっとなんらかの発達障害があるんだろうな、母は同じタイプで、人当たりはいいけどいろんなことが中途半端でそのしわ寄せでこどもや旦那に八つ当たりしたり…という事も昔から多かった。父もしないでということをこんなに何度もするのは異常だと思うし、父も母もいつも精神安定剤を飲んでいる人なので……

    話が逸れてしまいました。

    とにかく、わたしは反発していつまでも反抗期の子どもみたいな状態で人から見るとみっともないんでしょうが、その気持ちを抱え込んだりはしてないです。それに父母が悪いことをずっと昔から気づいてる。
    ありがたいことだし、愛情があるから心配する気持ちもわからないでもないし、助けてもらわなきゃならない自分だから仕方ない、のかもしれないけど、わたしからしたら、それはこれ!これはこれ!間違ってる事は間違ってる。とはっきり言いたいので……
    ある意味楽天的だと思います。
    だから周りからはそこまで重症だと思われず心配されないのかも。

    もちろん、辛いね、とわかってくれていつも心配して父達を悪く言ってくれる人もいるので救いがないわけではないですが。主人やお姑さんなんかは逆に、そんな父母をほんとにめんどくさがって嫌っていて、そんなこともわたしのイライラを助長し。。普通に親族みんなで仲良く催しに参加出来るご家族が羨ましいです。

    こどもは父母に懐いてるし、子育てを助けてくれてるのは事実だしこどものためを考えたらはいいことなんだろうと思う事もありますが、わたしの心がずっと苦しいのと、子どもの前でついいつも喧嘩したり、こちらが言わなくても向こうはすぐ威圧的に怒鳴ってきますので、よくないものばかり息子に見せてることで、息子にとっては父の存在はプラマイゼロだと思います。

    ちなみにわたしはそんな父母の知らない秘密を持ちたいこともあり、内緒でタバコを吸ったり飲み屋で働いたり複数の人と付き合ったり、今なんか実は風俗で働いてますが、それがいい息抜きになってしまっており…
    子どもじみた言い訳かもしれませんが、父母のせいで自己肯定感が高まらなかったと今でもずっと恨む気持ちがなかなか消えません。。
    もちろん、親も人間だし、そういう風にしかできない人なんだから仕方ない、と受け入れいい意味で突き放すことができたらいいんでしょうがなかなか。。

    長くなってしまってごめんなさい。ここまで読んでくださったならありがとうございました

    みそさんが気持ちを込めて書いてくださった素晴らしいブログの伝えたい事と違うかもしれませんので恐縮ですが、言いたいこと言って戦ってるつもりでも改善どころか状況が悪くなってる、こんなみっともないケースもあるというお話でした。

    • miso より:

      >だんでらいおん様

      コメント頂きありがとうございます!そしてお返事が大変遅くなり申し訳ありません。
      本当にたくさんの思いが詰まったコメントを書いて頂いたので、私も下手な返信をするわけにいくまいと思ってしまい、なかなかお返事を書き出すことが出来ていませんでした。

      自分はこんなに頑張って戦っているのに、周りから理解されない、甘えと言われてしまう・・・というのは本当に辛かったと思います。
      「そもそも過干渉な親が悪いのになんでそのせいで自分が頑張らなきゃいけないのかと思ってしまったり。」のくだりも、すごくわかります・・・!
      私も親のことで苦しんでいるときは、「なんであいつらはのほほんと過ごしてるのに、私ばっかりこんなに気を遣わなきゃならんのだ・・・!」とモヤモヤしていました(´д`;)
      でも実はそれって、それくらい親のことが許せなくて、それくらい親にわかってほしかった、ということの現れだったのかもしれないなーと、最近は思うようになりました。

      だんでらいおんさんも、「わたしは反発していつまでも反抗期の子どもみたいな状態で人から見るとみっともないんでしょうが、その気持ちを抱え込んだりはしてないです。それに父母が悪いことをずっと昔から気づいてる」「言いたいこと言って戦ってるつもり」とのことなので、長いこと一人で頑張ってこられたんでしょうね・・・(ノд`。)
      もうちょっと言うなら、「自分のことをわかろうとしてくれなかった親がずっと許せないから、なんとしても自分の言い分をわからせたい」という気持ちが自覚なしに潜んでいるのかもしれませんね。(全然違ってたらごめんなさいね)

      ここに書いてくださった文章を見るに、だんでらいおんさん中にある、ご両親も精神安定剤を飲んでるくらいだから色々と事情があるという「物わかり良い大人」の部分と、自分の気持ちを尊重してほしいという「純粋な子供」の部分とが混ざりあって爆発しちゃってるなーというのを感じます。本当にいろいろな感情がないまぜになって渦巻いていると思うので、それを少しずつでもほぐしていけたらいいのですが・・・(気持ちを抱え込んだりはしてないです、とのことですが、ここにこれだけ思いをぶつけてくださった時点で抱え込んでないはずないと思いますよ笑)

      個人的には自分の気持ちが晴れるまでは無理して相手を許す必要はないと思いますし、先に進むために親を許さなくちゃ!というのは順序が逆だと思うので、無理して親を許そうとしたり突き放そうとしたりしなくていいと思います。それに今は親を悪く言うことで何とか自分の気持ちが保てる、といった状態なのかなと察しますし。
      ただし一つ別の視点を入れるならば、「父母のどういったところが具体的に嫌いなのか」と、「それをされると自分にどんな感情が湧くのか・その理由は何か」を考えてみると何か別のヒントが見えてくるかもしれませんね。
      親のことをあれこれ言ってる間は「親」に焦点が当たってるので、自分はどう思ったのか?という風に「自分」に焦点をあててみてもまた違った発見があるかもしれないので、もし気が向いたら試してみてください。

      重ね重ね、コメント頂きましてありがとうございました。
      お返事に時間がかかってしまったのでまだ見て下さっているかわかりませんが、私も引き続き頑張っていきますので、またぜひブログに遊びに来てくださいね。

  4. あべっち より:

    はじめまして。
    42歳の男です。

    この感覚を言葉にしてくれる方に初めて出会って感動しています。
    他の方も書いていますが、
    最近になって過保護とかヘリコプターペアレントなどと言われるようになりましたが、
    こういった類のことを相談しようにも逆に怒られたり、説教されたり、贅沢だ、おぼっちゃんが!となり、相談することもなくなっていました。

    心理的なこと、コーチングを学んで自分のことが話せるようになってきましたが、コーチやカウンセラーでも過保護の問題についてわかってくれる人がいなく、しんどい想いをしてきました。
    (逆に頑張ってきた人、親に厳しくされてきた人が癒されて、心理職に就く人が多くて、わかってもらえてなかったんだなと思います。)

    まだまだ書きたいことがありますが、ひとまず、感動したこと、お礼を伝えたくてコメントさせて頂きました。

    • miso より:

      >あべっち様

      コメント頂きありがとうございます!そしてお返事が大変遅くなり申し訳ありません。

      なかなか人に相談できない、相談したところで理解してもらえない、という経験は過保護に苦しんだ方みなさん心当たりがあるようですね・・・
      特に男性の場合はなおさら弱音が吐きにくい風潮がまだまだ世間には残っていますので、本当にご苦労なさったと思います。

      心理学を学んで自分のことが話せるようになってきたとのことなので、これからも少しずつ心が楽になる方向へ向かえるとよいですね。
      またいつでもこのブログに遊びに来てくださいね。

  5. にしうえ より:

    ブログ、とてもわかりやすくて参考になります。

    中々、ネットで過干渉の親で探しても詳しいページがなかなか見つからなかったので、助かっています。

    過干渉ってはたからは普通そうに見えるから、余計にキツいですよね。生きる力を奪われて…

    ウチも過干渉の親で育てられました。

    そこでお聞きしたいのですが、
    ①母過干渉(父ネグレクト)で育てられると、子どもにどういう無意識の【信念】が出来上がってしまうのでしょうか?(可能でしたら、なるべく多く教えて頂けると非常に助かります。)
     
    ②misoさんは、インナーチャイルドワークはされましたでしょうか?

    ③過干渉の親に育てられると、どういった傷つき体験をしてしまうのでしょうか?

    お時間あるときで構いませんので、
    よろしくお願いします。

    • miso より:

      >にしうえ様
      コメント頂きありがとうございます!
      このブログがお役に立てているようで何よりです。
      頂いたご質問ですが、

      ①母過干渉・父ネグレクトという状況にも様々ありますので、必ずしもこうなる!と断言出来るものではないのですが、
      多く共通するものの一つとして「自分は信頼されていない」「自分は未熟者、無力である」という信念は出来上がりやすいのかなと思います。
      過干渉はずっと手出し・口出しされて子供扱い、という状態ですので、子供からすれば「信じて任せてもらえない=ひとり立ちをさせてもらえない=一人前だと認めてもらえない=いつまでたっても自分は未熟・ダメ」というメッセージとして受け取ってしまうのだと考えられます。
      あとは親の一方がネグレクトの場合、辛くても助けてもらえないので「どうせ誰も助けてくれない」という信念が生まれ、異常に自立心が高くなるか、逆に全てを諦めて無気力になるか、このあたりはその人の気質や状況によっても変わってくるのかなと。
      生きづらさに関わる【信念】については、こちらのサイトに様々なパターンが紹介されておりますのでこちらも参考になさってみてはいかがでしょうか。
      http://pro-therapist.or.jp/limiting-beliefs/

      ②インナーチャイルドワークだと意識してやったことはないと思います。カウンセラーによるものやグループワークもやったことはありません。
      ただ、自分の感情を客観的に見直したり、子供の頃のに感じていた気持ちを思いだして書き出す、といったようなことは自分でやっていたので、それがインナーチャイルドワークに近いものになっていたかなとは思います。

      ③「傷つき体験」という言葉にあまり詳しくないのですが(申し訳ありません)、
      傷つき体験を「辛い経験やトラウマになり得る出来事」とするならば、
      過干渉の親に育てられると傷つき体験をする、というよりは、親が過干渉・ネグレクトであるということ自体も傷つき体験になり得るのでは?と感じました。
      先にも書きましたが、親から信頼されない、親に助けてもらえないというのは子供にとっては相当な心のストレスになるからです。
      そしてその傷つきの結果、感情を上手く出せなくなる、前向きになれない、なぜかいつも損な役回りになる、無意識に過酷な環境に身を置いてしまう、といった生きづらさが派生してくるようにも考えられます。
      (傷つき体験については、こちらの武蔵野大学の資料を参考にさせて頂きました)
      https://www.musashino-u.ac.jp/rinsho/trauma_support/

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