AC(アダルトチルドレン)の克服って、
・自分の価値観、考え方のゆがみに気付く
・どこでそんな考え方を覚えてしまったのかを考える
・歪みを正して治していく
というプロセスを何度も何度も繰り返すことによって進んでいくんですね。
なので私は今日も書くよ、お付き合いよろしくねっ(`・ω・´)キリッ
もくじ
なんでもかんでも親にお伺いを立てる癖がありました
今日書きたいのは「伺いグセ」について。
例えば、友達と遊びにいったり、自分のお金で欲しいものを買ったりするときって、それ両親に言いますか?
小さいころはもちろん安全のために、子供がどこで何をしているのか親が把握しておくのは大切だと思います。だれだれちゃんとどこに遊びに行くよ、という情報は親にとっては必要な情報です。それはわかります。
でも、ある程度大きくなったら、段々自分一人で色々行動するようになりますよね。遠くに行くならまだしも、ちょっと友達と遊びに行ったり、ちょっとそこらでお菓子を買ったりするのに、「○○してくるね!」という報告はするにしても、いちいち「これやってもいい?」と許可をもらうことはしなくなるのが一般的でしょう。
でも、私の場合はそうじゃなかったんです。振り返れば、なかなか行き過ぎてました。だいぶ大人になるまで、あらゆることに対して「○○してもいい?」と親にお伺いを立ててたんです。
トイレに行ってきてもいい?と聞くのが当然だと思ってた
一番極端な例を出しますが、私中学生か高校生くらいになるまで、家でトイレに行くのに、家族に「トイレ行ってきてもいい?」っていちいち聞いてたんですよ・・・( ゚Д゚)
別に許可が下りないと行けないとかではなく、もちろん許可が下りなかったことなんてないんですが、「行っていいかまず聞く」のが自分の中で当たり前だったんですよね。
でも、あるときふと思ったんです。
トイレって、生きてる限り絶対行かなくちゃいけないことだよね・・・?(・ω・)
「トイレ行ってきてもいい?」って聞いてもし断ったら、家が汚れるから困るのはお母さんの方だよね・・・?(・ω・)
あれ、これ聞く意味なくね・・・?(・ω・)
それから他の家族や、学校で友達の様子をちょっと観察してみたら、
∑(゜д゜)
みんな「トイレ行ってくるね!」って言ってる!!!∑(゜д゜)
「トイレ行ってきてもいい?」なんてだれも聞いてない!!!∑(゜д゜)
なんなら、みんな何も言わずに行っとるやん!!!∑(゜д゜)
※いたって大真面目です。
これ今から考えるとだいぶおかしいことだってわかります。でも当時はそれが「普通」だと思っていたんです・・・
何でもまず親に聞かないと行動できなかった
思い返せば、友達と遊びに行くのも、「○○ちゃんと遊びに行ってくる!」ではなく「○○ちゃんと遊びにいっていい?」でしたし、自分のおこづかいで何か買いたいと思ったら「これ買っていい?」と必ず聞いていました。自分のおこづかいなのに。でも聞かなきゃならないものだと思ってたんです、当時は。
だから学校で友達に誘われても、「うん!お母さんに聞いてみるね!」ってとりあえず保留にして、家に帰ってお母さんに「遊んでもいい?」って聞いて、OKが出てから改めて友達に電話をして「遊んでいいって!だから今から行くね!」が当然でした。
繰り返しますが、別に遊ぶことを「禁止」されていたわけじゃないです。でも、その前にお伺いを立てるのが普通だと思ってたんです。というか、先に聞いとかないと不機嫌になられるか、後で小言を言われてたんですよね・・・
こっちの「友達と遊びに行っていいか聞く」は、トイレの件よりもさらに遅くまで引きずりました。20歳を超えたくらいで、やっと「今度友達と旅行に行く約束したんだー」と、行くことが決まってから報告することが出来るようになりました。遅ぇ・・・(´д`)
勝手に動けば怒られるけど、先に聞けば怒られない!と学習した
どこでこんな「聞くのが普通」というよくわからん決まりごとを自分の中に作っちゃったかって考えてみると、やっぱり子供の頃の育てられ方が影響してる可能性が大きいんですよね。
私の親(特に母親)がカーリングペアレント、優しいタイプの過干渉だったかも?ということは以下の記事で書きましたが、幼い私から見ても、それはもう神経質なくらい心配性に見えたんですよね。
記憶があるのは小学校に入る前くらいからですが、勝手にその辺ちょろちょろしようもんなら、それダメよ!!ってものすごい焦った顔でピシャリと叱られたり、勝手に触っちゃダメ!!と持っていたものを取り上げられたり。
子供を危ない目にあわせたくない、という親心が裏目に出てしまったんだとは思いますが、とにかく、「あれは危ないからダメ」「これも危ないからダメ」「勝手に決めないで、まずは聞いてね?」というしつけをされた記憶しか私には残ってないんです(´・ω・`)
(※記憶、というのがミソです。親はそんなつもりなかったのかもしれないけど、私にはそうとしか捉えられなかった、ということです)
そんな風に「自分の意志で」勝手に動くと怒られる、という恐怖体験を何度もした私が、「動く前にまず聞けば怒られない」と学習してしまったのはある意味仕方ない流れだったんでしょう。しかもちゃんと先に聞いとけば、親は不機嫌にはなりませんから。
おかげさまで、親や先生、職場の上司などに怒られるという経験は今までほとんどしたことがありません。何をしてしまうと怒られるのか、何をしちゃダメなのか、顔色を伺って敏感に察知するスキルがメキメキついていきましたので。
ただそれとひきかえに、「やっていいこと」がイマイチわからなくなりました。何か一つ行動を起こそうとしても、これで本当に大丈夫なのか・・・?と、自分の決断に自身が持てなくなってしまったので、決断を避ける癖がついてしまいました。今でも自分の課題です(´д`)
幼少期の経験は意外と尾を引くのだ
幼少期に受けたしつけが、大人になってまで「決断に自信が持てない」という形で影響してくるなんてにわかには信じがたい話かもしれませんが、カウンセリングなどを受けると結構よく出てくるパターンです。
自分でも覚えていないくらい過去の出来事、「自分の意志で勝手に動くと怒られた」経験が潜在意識にインプットされちゃって、出来事は忘れちゃってるのにその経験で感じた恐怖だけが残り続けて今の自分に悪さをしてる。
ここに気付くために、カウンセリングだったりコーチングだったり、心の専門家が必要なんですね。潜在意識は自分だけじゃ手を入れられないので(´・ω・`)
そういうのを上手くつかいながら、自分と向き合っていくことがAC克服に繋がっていくんだと思います。もし悩んでる人にとって、私の経験が「おかしな普通」に気付くヒントになればいいな(´ω`)
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