昨日、この記事を書いた後、関連記事として紹介した2つの記事をリライトがてら久しぶりに読んでみたんですけど。
思ったんです。
今の私じゃこんな文章書けないわ(´д`)
って。
今の気持ちは今しか書けない
昨日の記事のテーマは「思考を文章化することのメリット」だったんですけど、その一つとして「今の自分を記録できる」ということを挙げました。
以下、その記事からの引用。
自分が考えたこととか自分についての記録って、基本的に自分で取っとかないと残らないんですよね。芸能人みたいに勝手に記者が記事書いてまとめてくれるとかならそんな心配もないんでしょうけど(´д`)
思考やアイデアって浮いては沈み浮いては沈みしているようなイメージなので、浮いてきたときにちゃんと捕まえとかないとすぐまたどっかいっちゃいます。
特に仕事みたいに必要に迫られてることじゃなくて、「今どんな気持ちか」とか「今日はどんなことを考えていたか」という今の自分についてのことって、そのタイミングを逃したら同じものはもう未来永劫やってこない、とさえ思ってます。だって今の自分は今にしかいないし、今の自分にしか考えられないこと、っていっぱいあると思うから。
日々を過ごしていく中で、大事なことからどうでもいいことまで、毎日いろーんなことを考えます。その中には、今の自分にしか感じられない、今の自分でしか考えることが出来ないことが実はたくさんあると思うんです。
「うつ」な時の気持ちは、「うつ」な時にしか書けないものだった
上で紹介した2つの記事は、一度は寛解したうつの症状がちょっとぶり返している頃でした。
でもねぇ、自分で言うのもなんですけど、結構読んでて面白かったんですよね。
若干内容はメンヘラチックではありますが、なんというか、勢いがある。そして若い。
気分の浮き沈みが激しい頃でしたが、その激しさをそのまま文章を書くというエネルギーにぶつけているというか。途中にちょいちょい挟まるネタ的なコメントも今よりちょっと多めだし(・ω・)笑
辛かった時期だけど、そこには何とかこの状況を打開しようと格闘し、その気持ちを愚直に書き記そうとしている自分がいました。
それで冒頭のあの言葉です。「今の私じゃこんな文章書けないわ」です。
年月にして半年ほどしかたってないんですがね・・・なんというか、気持ちが落ち着いたのと比例して文章も落ち着いたというか・・・精神的に年食ったのかな?(´д`)
ただ決定的なポイントが一つあって、当時のうつのぶり返しが、今はもうすっかり治まっているということ。というか、「症状がぶり返す」ということ自体がだんだんと少なくなってきております。これ自体はとても喜ばしい!(・∀・)
のですが、割と元気になった今、「あの頃のことを書き記しておこう!」と今の私が振り返っても、それはもう今の私が昔の私を思い出して観察する、という視点に変わってしまっていました。
客観的な視点だからわかること、というのももちろんあると思うんですが、当時の私が当事者として見る目と、今の私が観察者として見る目にはどうしても違いを感じてしまいます。
まぁ書き手にしかわからないほんのちょっとの違和感なんですけどね。読む人にとってはどうという影響があるわけではないので、そこまで問題にすることではないとも思います。
ただ、本当の意味で「あの頃」のことを言葉にすることはおそらくもう出来ないんだろうな、と思うと少し寂しいような気持ちになりました(まぁ当時は必死だからそんな余裕もないんですがね笑)
ドキュメンタリーとしてブログを書くこと
実はタイミングよくといいますか、私が尊敬してやまないjMatsuzakiさんがブログでこんな記事を書いていらっしゃいました。
自分のドキュメンタリーをブログに残す。とっても印象的な言葉です。
正直今まで、「役に立つかどうかは度外視して、好きなことを書こう!」と言ってブログを書きつつも、心のどこかで何かすごい成功体験とか、見る人が賞賛してくれるような素晴らしい出来事を書かなくちゃいけないような気がしていたんですよね。
というか、「本来そういう記事を書くべきなのに、自分はそんな成功体験持ってないからこんな泥臭いことしか書けないよ・・・(´・ω・`)」とさえ思っていました。
本当は読む人を元気づけたり、気分を明るく出来るようなキラキラした文章が書きたい。けど、自分自身がまだ試行錯誤しながら進んでいる途中の身分だから、そんな大きなことは言えない。そこにちょっとした罪悪感を持ってたんですね。
けど、それを丸ごとひっくるめてドキュメンタリーを書いてる、と思えば、そんな罪悪感は持つ必要ないんだなって気付きました。
昔の自分がそうだったように、今の自分にしか感じられない気持ちがあるし、今の自分にしか書けない文章がある。だから素直に、等身大の自分を書き綴ればいいんだな、って、少し吹っ切れた気がします(´ω`)
そんな記録の積み重ねを、また未来の自分が見たら「あぁ、当時の私はこんなことを考えていたんだな。結構面白いじゃんw」って思ってくれるかもしれないしね。
コメント