先日、肩こりを緩和すべく通っている整骨院の先生からいいお話が聞けました(・∀・)
それは、「身体に出る痛みはセンサーである」というもの。
痛みは「センサー」だから悪者じゃない
肩こりとか、腰の痛みとか、イヤですよね。私も長年の姿勢の影響か、随分身体のコリや痛みには悩まされています(´д`)
でも先生に言わせれば、むしろ痛みが「無い」方が問題なんだとか。
何故かというと、仮に体に問題が起こっていたとしても気づけないから。
もちろん、本当になんの問題もなくってすこぶる元気!な状態ならいいんです。けど、本当は身体に負荷がかかっているのに痛みとして感じられないようになってしまっている、だと話は全然違ってきます。
よく病気でもなんでも、身体に症状が出る前に予防しましょう、とか、不調が出ないように日ごろから体調管理をしっかりしておきましょう、とか言われますけど、そもそも痛みなどの「自覚できる何か」がないと人間なかなかそんなこと気にしないわけで。
だから、そういう意味では痛みは「センサー」であり、決して悪者ではないんです。
みんな身体の「痛み」を何とかしたくて整骨院のドアを叩くけど、それは実はセンサーであり、センサーを作動させる元になってるもの(普段の姿勢や生活習慣、ストレスなど)にアプローチを書けないと根本的な解決にはならないんですよ(・∀・)とのことでした。
痛みを我慢、無視し続けるとセンサーは鈍くなる
要は、痛みや不調が出ること自体が問題なのではなく、
・痛みや不調が出てしまうくらい知らず知らず体に負荷をかけていること
および、
・痛みや不調が出ても「これくらいは我慢しなくちゃ」とか「こんなので病院行ってるヒマない!」とセンサーの忠告を無視してしまうこと
が問題なんです。
やっかいなことに、このセンサーは、忠告を無視し続けているとどんどん感度が鈍くなっていきます。いわゆる麻痺ですね。
負荷をためていることが身体にとって当たり前になってしまい、結果、負荷に気付きにくくなる。そして身体がもう限界・・・!となった時にしか「痛み」を出せなくなってしまう。
だからある意味、ちょっとの痛みや歪みにも敏感に反応して、「なんかおかしいなぁ?(´・ω・`)」って思える人ほど、定期的な身体のメンテナンスを怠ることが少なくなり、いい状態を保てている場合が多いんだそうです。
我慢は何も生み出さない。不調を感じたら無視せず対処しよう
この話を聞いてふと思ったのですが、私の周りで「肩こりじゃない人」って、ほとんど会ったことがありません。
ネットで「肩こり」に始まる身体の不調を検索してみても、関連サイトは山のように出てきます。
それくらい、身体が凝っていること、身体にストレスをためてしまうことが日本中で慢性化していまっているんでしょうね。
そして日本は「我慢が美徳」の悪しき価値観がいまだにはびこっていますから、「これくらいのことで根をあげちゃいけない」「ちょっと不調があるくらいだったら我慢しなくちゃいけない」という見えない圧力がある気がします。
これって、無関係だとは思えないんですよね・・・(´・ω・`)
でも結局、自分の体を守れるのは自分しかいないし、我慢を続けたからと言って何かご褒美が出るわけでもありません。まして、我慢の結果身体を壊してしまっても、だれも責任は取ってくれません。
なので、肩凝ってるなー、腰いたいなー、なんか最近疲れてるな、という「センサー」が働いたときは、それを無視しない、ということをしっかり心に留めておかなくちゃいけないな、と思いました(´ω`)
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