昨日の話の続き。

昨日の記事では、 ついつい頑張りすぎちゃう人の思考には
・もしこれが間に合わなかったら、大変なことになるんじゃないか?めちゃくちゃ怒られるんじゃないか?
・出来ません、なんて言ったら、周りからがっかりされるんじゃないか?
・仕事出来ないヤツ、使えないヤツっておもわれるんじゃないか?
このような「恐怖」がくっついているという話をしました。
もくじ
怒られる、がっかりされる・・・それって誰にそう思われるの?
今日はもう一つ、ここでさらに考えてほしいこと。
それ、誰にそう思われると思ってますか?
会社の上司、取引先、先輩、家族・・・そういう周りの人たちの顔が思い浮かんだかと思いますが、もう一人大事な人を忘れてます。自分です。
上に書いたような「がっかり」「できないヤツ」という評価って、実は自分で自分に下してる評価だったりしません??
他人が思ってそうなことは、「自分が自分に対して思ってること」
例えば、自分のミスで上司に怒られたとき、自分の不甲斐なさに腹が立ちますよね。
思ったような結果が出せなくて周りにがっかりされてしまった時って、自分が一番自分にがっかりしますよね。
そう、実は「他人が自分に対して思ってそうなこと」って、「自分が自分に思ってること」なんですよ。
心理学の用語で「投影」っていうんですが、人は無意識に、自分自身が思っていること、考えていることを目の前の人や現象に映しだしてしまうんです。
で、こうやって自分自身に「ダメな自分を突きつけられる」って、めちゃくちゃ不快なことなんですよね。情けなくて、不甲斐なくて、恥ずかしくて消えたくなる。
だから、頑張ってしまうんです。頑張ってる間は、そういう「ダメな自分」を忘れていられるから。一種の麻薬みたいなもんすね(´-` )
「頑張りすぎ」と「自己嫌悪」は密接に関係している
これ、もっと言えば、普段から頑張ってないと「自分はダメだ」を認識しちゃうってことなんです。
常に自分を麻痺させてないと、ついうっかり「自分はダメだ」に気付いちゃうから、常に頑張り続けなければいけない。
ということはですよ、これって常日頃から心の奥底で自分はダメな人だ間、価値のない人間だって思ってるってことなんですよね(´・ω・`)
自分では意識してなくても、潜在意識に染み付いちゃってる。
つまり、頑張りすぎちゃう人は、心の奥底で自分のことをものすごく自己嫌悪してるんです。「頑張っていない限り自分は無価値だ」って思ってますから。その結果が「気付かぬうちに頑張りすぎている」という現象を招く。
もう十分頑張ってるのに、「これしきで頑張ってるなんていえない、もっと頑張らなくちゃ」って、それまでの労力を認識しないようにしてるんです。
ヒントになりそうな本を置いておきますね
というわけで、「ついつい頑張りすぎちゃう」「頑張らないようにしたいのに、いつの間にかまた頑張ってる」という人がまず取り組むべきは、タスク管理方法の勉強じゃないんです。その自分への無価値観、自己肯定感の低さ、自己嫌悪など、自分のマインドセットに向き合う必要があるんです。
どうやって向き合えばいいんだ!という方法論についてはまた改めますが、まずこういう理屈であなたは空回りしてるんだよー、ってことを知ることが、我々頑張りすぎ族が解放される第一歩になると思ってます(´ω`)
これ私のことだ・・・(゜д゜)と思われた方、ヒントになる読み物は色々ありますが、まずは手始めに以下の本を読んでみるといいかと思います。色々頑張っているのに自分を肯定できない、色んな事をやってるつもりなのに何故か達成感がない、という人が共通して持つ「自己嫌悪」という感情についての本です↓
この本についての感想記事はこちらです。購入の参考にどうぞ(・∀・)↓

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