もくじ
親子関係の悩みからなかなか抜け出せない人へ
周りの目を気にしすぎてしまう、自分の意見を出すのが苦手、「いい子・いい人」であらねばと思ってしまう・・・
それは自分の自己肯定感が低くて、親との関係が尾を引いているのが原因、という所まではわかっているんだけど、そこからなかなか抜け出すことが出来ない・・・
つらいよね・・・( ;∀;)わたしもめっちゃつらかった・・・( ;∀;)
こういう人って、頭では親と自分の間にビシッと境界線引かなくちゃ!!と考えているものの、でもやっぱり心の中では親に自分のことを受け入れて、理解して、信用してほしい、という気持ちが強くあるんだろうなと思います。
別にそれ自体はおかしいことじゃないのよ。親に自分の存在を受け入れてもらいたいっていう気持ちは子として当然のことだもの。
「受け入れてもらった実感」が欲しいんだよね
頭ではわかってるはずなのになぜそこまで執着してしまうのかというと、きっとそうしてもらえたという実感が少ないから。
それに加えて、「親は普通、子供のことを無条件に受け入れるものだ」という考え。
この二つが合わさると、
(本来は受け入れてもらえるはずなのに)どうせ親は私の意見なんか受け入れてくれない
(本来は理解してくれるはずなのに)どうせ親は私のことなんか理解してくれない
(本来は信用してくれるはずなのに)どうせ親は私のことなんか信用してくれない
という怨念が腹の中に渦巻くのだ・・・!
(ちなみに毒親育ちは「普通かどうか」にこだわりがちという特徴があります。親が「普通はこうするもの!!」って価値観を押し付けるタイプだったのかもしれないし、もしくは自分の家は普通じゃないことをなんとなく感じつつも表に出せなかったからかもしれないし、自分の意見を持つという訓練が出来ていないので周りの意見や常識に流されがちだからかもしれないし・・・)
親に信用された実感がないと自分に自信が持てない
人間は幼少期に「ありのままの自分を受け入れてもらえる」という体験を繰り返すことで自己肯定感や自信を育んでいきます。
そして一般的にはその機会を提供してくれる一番最初で一番大きな存在は親であるとされています。
でも世の中の親全員が、そのようにしっかり親としての役目を果たせる親ばかりではありません。
残念ながら世の中には、悪意があるか無自覚かにかかわらず、子供の自信をけちょんけちょんにしてしまう親が思ったより多く存在します。
たとえば、何かを子供がやりたいことをやろうとすると「そんなことアンタに出来るわけないでしょ!!」と怒鳴ったり「絶対失敗するに決まってるww」とあざ笑うなど、ダイレクトに否定してくるパターンや(これはそもそも人としてどうなの?レベル)
ド直球では否定しないんだけど、「ほんとにできるの?お母さん心配だわ・・・」「心配だから手伝ってあげようか??」と、不安と心配を丸出しにされるパターンなど(これは親も無自覚なことが多いけどだからこそ別の意味で厄介)
まぁ具体的に何を言えば、っていう定義はないのでパターンは様々なんですが、これやられると子供は
うわーオレ全然信用されてねー
って感じてしまうんですよ。というか普通に大人でも他人にこんなこと言われたらちょっとムカッと来ますよね???
そして子供にとって「親に自分のことを信じてもらえない」というのはなかなかに堪えるのです。子供は親からの評価を通してセルフイメージを作っていきますからね。
つまり親に信じてもらえない=自分は誰にとっても信用に足らない存在=自分に自信が持てない、という展開に。
自信をつけるために親にこだわるようになってしまう・・・
で、さらなる問題はここからですよ。
そんな風に親に自信をけちょんけちょんにされてしまった子供の思考はどうなるのか??
それは、どうにかして親を納得させてやりたい、親に自分を認めさせたい、親にわかってもらいたいという気持ちが生まれるんですね。
だってそうすれば、欠けていた穴が埋まりそうな気がするから。自分のことをわかってもらえさえすれば、欠けていた自信が取り戻せそうな気がするから。
それに、もしかしたら親子関係をやり直せるきっかけになるかもしれないから・・・だって何だかんだ言って血のつながった親なんだから、いつかわかり合えるかもしれない・・・わかり合いたい・・・!あぁなんて健気・・・(;∀;)
でも、そんな健気な気持ちこそが悪夢の始まりです。
バッサリ言いますが、いくら懇切丁寧に言葉を尽くしてあなたの気持ちを説明したところで、親が真に理解を示してくれたり、納得したりすることはありません。ガーーーン!!!
そもそもそういう親はどんなにあなたが頑張って自分の気持ちを伝えたところで「あなたの言ったことを都合よく曲解する」か「的外れでトンチンカンな対応をされる」のが当たり前になっていることは、あなた自身がきっと一番よくわかってるはず。
毒親が自分のことを真に理解して認めてくれるというのは、残念ながら「決して訪れないゴール」です。子供側の健気な想いを考えるとなんて残酷な世界なのかしら・・・
つまり「自分の自己肯定感が低くて、それは親との関係が尾を引いているのが原因、という所まではわかっているんだけど、そこからなかなか抜け出すことが出来ない・・・」という人は、この決して訪れないゴールに向かって血反吐を吐きながら必死に努力している状態なわけです。そんなぁ!!(´;ω;`)ブワッ
そうはいっても諦めきれないのはなぜ?
うるせー!!決して訪れないとかゴールとか言われても、簡単に切り替えられないからこっちは苦しんでんだよクソが!!(;∀;)
そうですよね、うん、わかる。もう画面の向こうから声が聞こえてくるようです。というか昔の私だったらきっとそう思ってる。
こういう欠乏感からくる欲求って、
①それを手に入れる
②すっぱり諦める
の2択でしか基本解消できないと思ってます。でもあなたが求めているものは手に入らないから諦めましょうね、って言われてハイそうですか、ってすぐ②を選べてたら、こんな長いこと苦悩してないと思うのよ。
つまり②を選べないから①にひた走るしかないっていう状況。
じゃあなんで②を選べないのかっていうと、多分希望を捨てたくないのと、今まで犠牲にしてきた自分の人生が重すぎるから(´・ω・`)
親の理解と受容、たったそれだけを手に入れるために数十年も自信やら自己肯定感やら色んなものを犠牲にして生きづらさにあっぷあっぷしながら生きてきたのに、今更諦めるなんて辛すぎてムリ!!!
っていう気持ちあると思う。ここで私が諦めたら、犠牲になった私の子供時代や自尊心はどうなるんだ・・・!!ってね。
それに、自分の親が「そんなの」だなんて認めるって子供心としてめちゃくちゃ切ないじゃないですか。
周りの友達は優しくて頼れるお父さんお母さんがいるのに、自分の親が「そんなの」だなんて認めるの、辛いじゃないですか・・・(;∀;)
でも、もしかしたら、ほんとにもしかしたら、0.000001%でも可能性はあるかもしれない・・・!という希望も捨てたくないよね。
決して訪れないゴールかどうかなんて、そんなのやってみなきゃわかんないじゃん・・・!いつかわかってくれるかもしれないじゃん・・・!という希望が、気づいてないかもしれないけど心の奥底に隠れている。
でもね・・・それ続けてるとホントにしんどいんですよ・・・ほんとに・・・(;∀;)
もう頑張ることに疲れちゃった
ここから私自身の体験なんですけど、私は1年前位くらいにこのしんどいジレンマからなんとか抜け出すキッカケを掴んだことがあります。その時のことをざっくり書くと、
「①が不可能だということを心の底から痛感し、①の代わりになるものを認識出来た時、②を選べるようになった」
ということが起こりました。
私はもう長いこと自己肯定感の低さに悩んできて、散々このブログにいろんな鬱憤をぶちまけてきて、色々考えを巡らせたり親と対決とかもしてみたりしたんですけど、そんなのを何年も続けた結果、
なんかもう疲れちゃったんですよ(´д`)
そのとき、
こんなことやって疲れるより、自分のやりたいことやって疲れる方が生産的じゃね・・・?
というか、別に親からわかってもらえなくても、もう夫とか友達とか、他の人に肯定してもらえてたらそれでよくね・・・?
あれ?自分のやりたいことやるのに、親関係なくね・・・?
と思考が生まれ、怨念がフワーーーーーーーーーーッと浄化していくような感覚になりました。
ここで私の、
親に理解して受け入れてもらわないと、自信が取り戻せない
という思い込みに、ほんのちょっとだけスキマが入り、
親に理解してもらえるかと、自信が取り戻せるかは関係がない
という説の可能性があることに気付いたんです。 これが悟りってやつか・・・?
とことん自分と対話をやりきって初めて手放せる
きっとこの時、日々自分が何を考えてる人間なのか、どんな価値観を持っている人間なのか、自分のやりたいことは何なのか、親は何を考えてる人間なのか、親はどんな価値観を持っているのか、なぜ親はそういう考えを持つに至ったか・・・
などなど来る日も来る日も考えて、そのたびに腹に渦巻く葛藤やら苦悩が臨界点に達したんだと思います。
だってその時、「謎のやりきった感」があったんだもの・・・
そうすると、ここまで考えてもダメなんだから、もう親にわかってもらうとか無理だわ多分・・・と、スッと腹落ちしたんですよね。
逆に言うと、そこまでやりきってようやく他人は変えられないという当たり前のことに気付いたわけなんですが・・・
そう、親にわかってもらいたいということは、「なんとかして親をものわかりの良い人に変えたい」ということと同義なんですよ。でもそんな風に他人を変えることなんてできません。
そこにエネルギーを使うよりも、自分の気持ちや意見ややりたいことを明確にするためにアウトプットし続けるほうがよっぽど良いです。そしてそれを繰り返していくことで、少しずつ「自分」というものが形になっていくんだと思う。
それプラス、代わりに彼氏(現夫)や友達やコミュニティの仲間たちから、親から欲しかった承認に近いものはもうもらえてるよね、ということをそのとき素直に思ったんです。
それをとことんやりきって初めて、憑き物が取れたように「もう②を選んじゃってもいいのかな・・・?」という気持ちが芽生えたのでした。
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なんかかなり駆け足で書いたので説明が足りてない部分とかめっちゃあるんですが、なぜか関係改善に頑張ってるのにループから抜け出せない、という方のヒントになればいいな・・・(´ω`)
今後ももうちょっと解像度上げれそうなポイントについては頑張って記事を書いていこうと思いますが、「ここのところもっと詳しく聞いてみたい!」というポイントがあればオンラインカウンセリングでお答えしますので、気になる方はぜひ申し込んでみてください☆↓

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