ADHDや発達障害という言葉について

考えたこと

ADHDって最近の流行語ですよね

最近、「発達障害」「ADHD」といった言葉を街の本屋などで見かけることが増えた気がします。

心理学やメンタルの病気に対する世間の関心は年々高まっていて、ちょっと前まではうつ病や過労死なんかが注目されてましたが、今のこの業界の流行ワードはこの「発達障害」らしいです。私が心理学習ってる先生が言ってた(・ω・´)

たしかにネットとか見てても、「私実はADHDでした」とか「ADHDとして生きる」みたいなタイトルのブログがここ最近急激に目につくようになったなとは思います。

そういう症状についての認知、関心が高まっている証拠、という意味ではいいことなんでしょうが、ある意味ものすごく敏感になってるなぁとも感じますね。

人と同じようにできない=病気、なのか?

「周りの人は普通にできることが、なぜかできない」

「一つのことに集中すると周りが見えなくなってしまう」

「多動性で落ち着きがない」

・・・それってもしかして、ADHDかも?→【気になる方はここをクリック☆】

みたいなネット広告、よく見かけません?

実際それで深刻に悩んでいる人って沢山いるから、こういう広告が効果的でたくさん出回るんだろうけど。

でも、こういうのを見るたびに、人と違う・同じに出来ない→それって病気なんじゃない?という短絡的な物の見方ってどうなんだ、とどうしても思っちゃう(´・ω・`)

個性を伸ばそう!突き抜けよう!自分らしく生きよう!という前向きなコピーが脚光を浴びるような時代になった一方で、実際に平均から大きく突き抜けてる人を見ると「それって病気なんじゃない?」と言っちゃうところがやっぱり日本的というか、なんかまだまだ未熟な社会だよなぁと思っちゃうんですよね。

「大人にとって扱い辛い子」を発達障害にしてしまう

先の私の先生が言ってたんですけど、最近の世間の風潮としては「本当の発達障害」と「ただのラベリング」を混同しちゃう傾向があるんだとか。

どういうことかというと、ここでいう「本当の発達障害」というのは、例えば子供でいうと本当に脳に何らかの機能的な欠陥があって、ある特定の動作や自分のコントロールができない、という状態の子をさします。つまりお医者さんにかかって診断されるやつね。

対して「ただのラベリング」というのは、別にそういう身体的・機能的な欠陥があるわけではないけど何故か自制がきかない、大人にとって扱い辛い子供のことをひとくくりに発達障害だ!!と騒いじゃうこと。

特に日本の学校って、おとなしく、従順で、平均的で、周りの空気が読める子供であることが何よりも素晴らしい、と期待される世界です。

そこから大きく外れることをしてしまう子がいると、それをみた大人たち(親や先生)は、この子はどこかおかしいんじゃないか、何かの病気なんじゃないか、そうだ、きっと発達障害に違いない!!という風に思考するわけです。つまり、

ちゃんとしている=正しい、良い

ちゃんとできない=間違ってる・ダメ・病気

みたいな図式がもう社会的に出来上がっちゃってて、しかもその傾向が年々強まっている。

「ちゃんと」をあまりに極めすぎると最終的にうつになる、というのはうつを経験した人は必ず学習することなので(笑)あまりよろしくない傾向だよなぁとは個人的には思っているんですがね・・・(´・ω・`)

ADHDは突き抜けた後者 by心屋仁之助さん

心理カウンセラーの心屋仁之助さんも、「ADHDや発達障害という言葉は、ちゃんとしている人がちゃんとしてない人を勝手にそう読んでるだけ」という見解をしているそうです。

心屋さんの言葉で言えば「ADHDは突き抜けた後者」ですね。

(後者ってなんぞや?という方はこちらの記事をどうぞ)

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後者の特徴の一つが、異常な集中を見せること。でもそれって、それだけ一つのことに没頭できる才能があるということ。それを周りとちがう、ちゃんとしてないからダメ、と裁いてしまうから話がややこしくなる。

ちゃんとすることだけが正しい世界。それを追い求めて行った結果、多くの突き抜けた才能が潰され、心の病気が社会問題になっているというこの現実。

なんだかなぁ(´・ω・`)と、とってもやるせない気持ちになってしまいました。

まぁこの風潮を打開するには、しがない一個人のブログではありますが、こうやって地道に思ってることを書いていくしかないんでしょうね。早くより多くの人が生きやすい社会になってほしいものです(´・ω・`)


よろしければこちらも(・∀・)

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