インドの空港で遭遇した「楽しそうに談笑しながら仕事するおっちゃんたち」を見て感じた日本との違い

考えたこと

「真面目に仕事する」と「楽しく仕事する」について

まずはプロブロガーヨスさん(@yossense)のこちらのブログ記事をご覧ください(・∀・)↓

更に引用。

先日行ってきたカナダ旅行ですが、その間に楽しそうに仕事をする人たちをいっぱい見てきたんですね。

うーん。楽しそうに仕事をしているというか、仕事の間でも楽しんでいるような?

たとえば、工事現場で通行人を誘導している方が、犬の散歩をしている通行人の犬をめっちゃなでながら会話を楽しんでいました。

こういうことって日本だと「仕事中にぺちゃくちゃと……」とか「まじめにしているのか?!」と思われそうなシーンです。

でも、本当にそうなのでしょうか? ぶっきらぼうな顔で突っ立って与えられた作業をすることが「まじめにしている」ということでしょうか?

出典:「まじめに仕事をする」と「楽しんで仕事をする」は対立しない|ヨッセンス

うーん、たしかに。

これを読んで、私はあることを思い出しました。

私がインドに行った時の体験

個人的な体験談なのですが、これと似たような光景をインドで見たことがあるんですね。

会社の海外研修でインドに滞在した帰り、空港で出国手続きをしていた時のこと。

カウンター(パスポートにスタンプ押してもらうところ)がいくつか並んでたのですが、そこに座ってる係のおっちゃんたち、おっちゃん同士で楽しそうに談笑してるんですね。もちろん人が来たらちゃんと対応しますが、手が空いてるときはだいたい隣の人と喋ってました(・ω・)笑

私は会社の同期の女の子たちと一緒に並んでたのですが、順番が近づくと、おっちゃんたちが手招きしてるのが見えました。言葉はわかりませんが、見た感じ「俺んとこ来いよ~^^」「いや、こっちこいよ~^^」と言っているようでした。笑

そして順番が来てゲートに行くと、おっちゃんがにこやかにナマステー( ´∀`)人

こちらもつられてナマステ-人(´∀`)

そしてパスポートにスタンプを押してもらい、またね~と手を振りながら送りだしてもらいました。研修の疲れも忘れる、なんともほっこりする出来事でした。

日本に帰ってきてから・・・

そして約9時間に及ぶフライトの末、下り立った成田空港。

入国手続きをするため、また同じようなカウンターに向かうと、そこにはいかにもマジメそうにピシッと決めた女性が。いやピシッと決めてるのは別にいいんですが、表情が全くない。仏頂面とはこの人のためにある、みたいな顔してましたホントに(´д`)

パスポートをチェックしてる間もまるで無表情。会話ゼロ。え、なんか怖い。別に何も悪いことしてないのにジトリと検問されているような気分になるのはなぜ???

結局最後まで表情一つ変えずにパスポートを返され、無味乾燥な「どうぞ」の一言だけ頂いてゲートを通されました。

 

いやいや・・・ちょっと前に見たインドのおっちゃんたちとのギャップありすぎ・・・(´д`)

 

人間と相対しているはずなのに、なんだかロボットに対面してた気分でした。もう4年ほど前の出来事ですが、その時感じた不思議な気持ちは今でもハッキリ覚えています。

真面目なのはいいけど、なんだか人間らしくなかった・・・

もちろん、「真面目にキチンとやる」のは重要なことだと思いますし、ピシッとした印象でキメて真面目さと正確さ、きちんとしてる感を出すのはメリットもあります。空港という重要な場所であるなら特にね。

けどそれって、本当にあるべき姿なのかな?真面目に仕事するって、本当にああいう姿のことをいうのかな?とこのときは考えさせられました。だってインドのおっちゃんたちのほうがよっぽど自然体だったんだもの。「人間がロボットに見えた」なんて、普通じゃないですよ(´・ω・`)

それに、さっきの2通りの対応を受けて、純粋にサービスを受ける側として印象が良かったのはインドのおっちゃんたちだったんですよね(´・ω・`)なんか、空気がほっと和らいでいるというか。仕事してる中にも「アソビ」や「余裕」といったものが感じられて、こちらも自然体でいられたのです。

「真面目に仕事をするのは、ぶっきらぼうにすることではない」

今の日本は何でも正確で、洗練されていることが善とされていますが、それが行き過ぎて「ちょっとのミスでも許されない」「機械のように正確な仕事をしなくてはならない」みたいな圧になってる気がします。

でもそれは極端に言えば「人間らしさを捨てる」ことにもつながるわけで。だからサービスをする側もされる側もその圧が不自然でなんとなく息苦しい。でもそれがもはや当たり前になっちゃってる・・・

インドという比較的ゆるいイメージのある国(実際日本と比べると色んな事がだいぶゆるかった!笑) から帰ってきたばかりでのあの対応だったので余計にギャップを感じたのかもしれませんが、「あぁ・・・なんか・・・日本だなぁ・・・(´д`)」となんとも言えない複雑な気持ちになったエピソードでした。

まじめに仕事をすることは、私語をせずにぶっきらぼうにすることではありません。

楽しく笑顔を出しながらでもまじめに仕事を出来ます。その方がパフォーマンスが高いこともあることをぜひ知ってほしいです。

出典:「まじめに仕事をする」と「楽しんで仕事をする」は対立しない|ヨッセンス

私もそう思います(´ω`)

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