箱庭療法を久しぶりにやってみたら、心の中の葛藤があらわになってしまった

自己分析の記録

箱の中にミニチュアを置いていき、その作品を通して心理状態をみる箱庭療法。

私は以前これを自分で出来るようになりたい!あわよくば仕事にしたい!と心理カウンセリングを学ぶスクールに通っていた時期がありました。諸事情により最近は足が遠のいてしまっていたのですが・・・(´д`)

でもせっかく身に付けたこのスキル、このまま眠らせてしまうのはもったいない!と思い、久しぶりに道具を引っ張り出してきて作ってみました。

今回作った箱庭がコチラ

こちらが今回私が作った箱庭。はいドーン!

作ってる時はあんまり何も考えてません。何作ろっかなーと箱の中で砂をこねこねしたりパラパラ落としていたりしたら、「あれ、これ島に見えるなぁ」というところからスタートしました。

そこから木がほしいなぁ、恐竜がいそう、などなど、気になった人形を置いていきました。作りたい世界があった、というよりは、この人形が気になる、という置きたい人形ベースで選んでいった感じです。

そして作り終わったら、しばらくこれを眺めながら心の中で自分と対話をします。

具体的には、

「これは何?」「これは〇〇で〜、〇〇のつもりで置いた!」

「ここはどんなイメージ?」「なんか寂しいかも。でもこっちは明るい!」

みたいなやりとりを自分に対して心の中でやる感じです。

こんな風に解釈しました

そして、この箱庭から分かったこと、読み取れたことがこちら。

なんでそうなるの!?( ゚Д゚)という解説を以下にざっと書いてみます。

混沌として不安定な状態

まず写真ではわかりづらいですが、砂の部分は全く押し固めておらずフワフワのままなのです。

上からぱらぱらーっと砂を落とした上にそのまま人形を差している → 足場が不安定、地盤が緩んでいる → 自分の基盤(精神・生活など)がしっかりしていないのかも、という解釈ができます。

また、全体的に「ジュラ紀」のイメージがあります。まだ文明もなく、太古の恐竜たちが住む未開の地。そんな所からも「まだ固まり切っていない混沌」という連想ができました。

あと下部に横たわる大きな蛇。箱庭療法で下は無意識を表すエリアです。また、蛇は水の中に潜んでいるイメージで、水も無意識を象徴します。

つまり、自分でも気づかない無意識の領域に「なにかうごめくもの」がいる、という解釈が可能。まぁ蛇なので、あんまりいいものではなさそうかな・・・(´д`)

かつての夢や目標への情熱が薄れている悲しみ

ここがこの箱庭の一番の重要ポイントだったんですが、これは右上のお墓のオブジェから。

箱庭療法では右上のエリアは「対外的なもの、社会、方向性」などを表すと言われているんですが、その方向性を示すはずの場所に墓標が立っている。これを見た時、「あ、これ私の夢のことだわ」と直感しました。

実は最近、最初はあんなに楽しんでやっていた「人前でピアノを弾く」という仕事に対して、かつてほど情熱をもって打ち込めなくなっていることに密かに悩んでいたんです。それが思いっきり現れちゃったなーという。

別にピアノが嫌いになったわけじゃない。でも刺激や楽しみを感じることも以前より明らかに減っている。あれほどまでに自分にとって大切だと思って頑張ってきたのに、心の奥底ではもうそこを目指したいと思っていないのかも。でもそんなの認めたくない、自分にとって神聖なものであることは変わりない・・・でも・・・

そんな「早く見切りをつけて動きださなくちゃ」という気持ちと「でも自分にとってとても大切なもの」という気持ちが葛藤した結果、墓標を立てて大事に大事にお墓に埋めた。けど、まだ気持ちの整理がついてないのでその前から動く気になれない。そんなストーリーまで一気に頭の中に浮かんできました。

そう、そこから動き出さなくちゃ行けない、新しい夢や目標を見つけて進んでいかなきゃいけないのは頭では分かってるんだけど、気持ちが追いつかない。今の私はまだそんな感じなんだなーと思いました。

ちなみに緑とオレンジの2体の恐竜は、お墓のあるエリアを守ろうとして威嚇しています。

お墓の周りはとても悲しく、かつ自分にとってとても神聖なエリアなので、今は静かにその悲しみに浸っておきたい。だれにも邪魔されたくない。そんな気持ちが現れているんでしょうか。

現状を打開したい自分 vs まだ動きたくない自分

先ほども書いたように、この箱庭では葛藤と対立が起きています。左側の恐竜と右側の恐竜が向かい合う形になっているので(しかも右側はめっちゃ威嚇してる)

左の恐竜は、お墓に近づきたいと考えてます。近づいて何をするかまでは思いつかなかったんですが、威嚇組がいるので進めず膠着した状態です。

多分、左側の人形は現状を打破したい自分の現れ。対して右側の人形は気持ちが混乱しているので今はまだ動きたくない自分の現れ、のような気がしています。

今はまだ沈んでおきたいけど、打開できるとしたら「花とイルカ」が鍵?

おそらく今の私は、音楽に対して心変わりしてしまった悲しみ、以前ほど情熱がもてなくなってしまった自分への怒りや辛さ、未来への不安になどのネガティブな感情にしっかりと感じ入って浸りたい時なんだろうと思います。

まぁこれも、長期的な目線で見ればとても重要なことではあるんですけどね。

ネガティブを受け入れること。焦って先に進もうとしないこと。

気持ちの整理がついていないのに焦って行動を起こしてしまうと必ず潰れます。自分の不甲斐なさから目を背けずにしっかり沈み切ることも、時には必要です。

でも、ある程度沈んだら、ちゃんと伸びあがる勇気も持たなくちゃいけないのは事実。もし今後この箱庭が膠着状態から脱するとしたら、左上で傍観しているイルカと、咲いている黄色い花がキーポイントになりそうです。

今の段階ではそれらが何を表すのかはわかっていないんですが、何か意味があるからそこに置いたことは間違いないです。時間をおいてみたらまた何かに見えてくるんですかね?(´ω`)

やっぱり箱庭療法おもしろいなぁ

ちょっとここらでMPが切れてしまったので分析はここで一旦切り上げてしまったのですが、また何か思いついたら追記することにします。

というわけで、箱庭一つ作るだけでここまで色んなことが読み取れる箱庭療法の一事例の紹介でした。やっぱり面白いなぁ。久しぶりにやってちょっとブランク感じたので、これからまた作ったらブログに解釈を上げていこうかな(・∀・)

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