また引っ越すことになったので福井に来てからの3年間を振り返る

覚えておきたい出来事

3年半住んだ福井から引っ越すことになりました

どうもこんにちは、misoです(・∀・)

タイトルにもある通り、このたびまた引っ越しをすることになりました。

今度の行き先は兵庫県。もともと生まれはそちら方面なので、どちらかというと「戻る」という感覚のほうが近いでしょうか。

そもそも今いる福井県には、夫の仕事の都合で3年半ほど前に移ってきました。有期での出向であり、いつかはまた離れることになるだろうとはわかっていたので、今その時がやってきたという感じかな。

そこで今回は良い機会なので、福井に住んだ3年半のことを軽く振り返ってみたいと思います。いつもの個人的な備忘録というヤツです。こういう文章こそ後でふと読み返したときに面白く感じたりするんだよね。

長いなつやすみのような期間だった

この3年半を一言で振り返るなら、「長いなつやすみのような期間だった」かなぁ。

というのも、福井に来てからの私、過去と比べると全っ然働いておりません(・∀・)☆

一応フリーランス名乗ってるので在宅で出来るライター業やFP業なんかの細々とした収入はありますが、それよりは圧倒的に家事をしている時間の方が長い。ほとんど専業主婦と同じようなライフスタイルといってもいい。

一応そうなったのには色々と理由がありまして、

  • 福井に引っ越すと同時にコロナ禍に突入して外出できなくなった
  • 緊急事態宣言下では、新天地で改めて仕事探し、とかいう空気じゃなかった
  • そもそも不特定多数の人の前に演奏しに行く仕事はしばらくやめといた方がいいなと思った
  • というかそういう仕事自体がコロナで全部なくなった
  • 入籍や結婚式準備などのライフイベントも重なり、仕事よりもそちらを優先したかった
  • 今は夫の稼ぎだけでもやっていけてるので働く必要性もそんなになかった

などなど。要は「引っ越し、コロナ、入籍、結婚式準備」がいっぺんにやってきたので、こりゃ仕事してる場合じゃねぇ!ってなったんです。はい。

特にコロナ禍が始まった時なんかは、日本中大騒ぎでしたからね。もう遠い昔の出来事みたいに感じますけど。ちょうど引っ越しを終えた直後にステイホーム宣言で外出自粛が叫ばれ、見知らぬ土地で幽閉同然の生活を送るという憂き目もにあったのももはや懐かしい(´Д` )

ま、私が仕事してる場合じゃねぇ!になれたのは、会社員の夫のほうが収入が多く、代わりに働いてくれたからというのが大前提なんですけどね。そりゃもう感謝感謝ですよ。

私の収入だけでは夫婦2人が生活していくには足りないけど、夫ならそれを1人で稼いでこられる。

だから夫は仕事に専念し、家のことは私が主にをやる、というスタイルが、コロナ禍での3年間は割としっくりハマっていました。今の時代「昭和」とか「古い」とか言われるのかもしれないけどね。ちなみに我々はどちらもギリ平成生まれだからな!!!\\\٩( ‘ω’ )و ////

「家にいることの罪悪感」と向き合う時間でもあった

でも最初はそういった生活リズムに違和感を覚えたり、外に働きに出ていない・収入が少ないことに罪悪感を感じて悩んだりしてました。夫はこのコロナ禍でも会社で社会の役に立ってしっかりお金を稼いでいるのに、私は家で家事をしてるだけで何も出来てない・・・と病んでしまう専業主婦あるあるのアレです。

その罪悪感が辛すぎて心療内科やカウンセリングに駆け込んだ時もありましたね。

ずっと「お金に繋がる仕事=価値がある」「お金に繋がらない家事=価値がない」という考え方にとらわれていました。

だからお金に繋がらない家事=価値がないことしかやってない自分は社会のお荷物なんだ・・・こんな自分が恥ずかしい・・・世間に申し訳ない・・・などの思考がグルグル回って、家でメソメソしていたものです。

ただ、こうやってメソメソする時間というのは、自分の中にある思い込みや思考のクセと向き合うチャンスでもあるんですね。

幸いにも時間はたっぷりありましたから、この「家にいることの罪悪感」について考えたり分析したりしながら、とりあえず取り扱いを覚えることは出来たんじゃないかと思います。あとそういう生活スタイルを続けてたら徐々に違和感を感じにくくなった、という慣れのおかげもあるかも。

あと大きかったのはある日の夫の言葉で、「自分はご飯や洗濯の心配を一切しなくて済んでるおかげで仕事に集中していられる。だから自分の給料は2人で稼いでいると思ってる」と言ってくれたことがあったんですね。

その声かけのおかげで、私の中に「そっか、家事も立派な貢献なのか」という発想が生まれ、「家事しかしてない」という思考からスイッチがカチッと切り替わった気がしました。唐突なノロケすまねぇ。

まぁ、こうやって書き残しておきたいくらいには救いになった言葉ですし、私が勝手に独り相撲で悩んでただけだったのかもなぁ、と思ういいきっかけになりましたし。

少なくとも、「何もできてない」という自己嫌悪や罪悪感からは、その声かけを契機に徐々に距離を置きながら過ごせるようになったのかなと思います。

仕事以外の時間も人生だよなぁ

なんか多分、私って「仕事してる時間=生きてる時間」「仕事をしている=社会の一員として生きる資格がある」みたいに思い込んでた気がする。だいぶこじれてるよね。だからここまで書いてきたような変な罪悪感に悩んだりするんですけど。

でもこの3年間、のんびりゆっくりした日々を過ごしていくうちに、仕事以外のことをしてる時間も人生だよなぁ~、ってふと思ったんです。

 

あたりまえ体操~~~~~~!!!!(古)

 

でもそんな当たり前に気づけないほどこじれてたのよ( ;∀;)

家事を片付けたり、平日の昼間からカフェにこもってみたり、泊まりで旅行に行ってみたり、あと結婚式みたいな特殊なイベントもこなしましたけど、なんかそういう「なんでもない自分ごと」のほうをおろそかにしちゃいけないんだなぁ~、ってしみじみ思った。

多分これは30代になったという年齢のせいも大きい気がしてて、20代の頃のガツガツした理想といいますか、「こうあらねばならない!!!」と圧強めで生き急いでいた頃の勢いが少し冷めてトゲが抜けた感じ。

そんな感じで、この3年半の夏休み期間のおかげで人としてナチュラルに(?)といいますか、なんでもなく過ごしてる時間の価値というものを思い出せた、そんな感覚を抱いています。

引っ越した後のこと

さて、振り返りはこのくらいにして、少しだけ引っ越したあとの展望についても。

とりあえずパッと思いつくのは、休んでいたピアノ演奏の仕事を再開したい。

・・・っと、ここまで仕事以外も人生だなぁ、なんて書いておきながらやりたいことはやっぱり仕事かよ、って感じですけど。

まぁアレですよ、今までが夏休みだったからそろそろ動き出したいなって気分だし、とにかく色んな意味で外に出やすくなると思うので今より活動量は増えるのかな、という希望的観測です。

福井と兵庫とを比べると、交通の便やお店などの施設関連は今よりものすごく便利になるんですよね。なので単純に外の現場に出やすいし、結婚式場の数も段違いで多い。

そしてもうコロナも5類に引き下げられたので、コロナ前とほぼ変わらないくらいに仕事の数も回復してるんじゃないかなーと見込んでます。

今のところ飲食店のようなオープンなお店で弾くよりは、結婚式場での演奏をメインにしていきたいなという気持ちの方が強いですが、何か良い機会に巡り会えたら積極的にチャレンジしてみたいなとは思う。

YouTubeでの配信もいいけど、やっぱり人前で生の楽器を直に弾くというのはまた違ったやりがいがありますからね。

そんなわけで、福井県はもともと縁もゆかりもない土地だったのですが、住めば都といいますか、割と田舎ののんびりした空気が心地よく馴染んだように思います。一旦はサヨナラになってしまいますが、また機会を作って遊びにきたいですね。

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