好きなことと得意なことと稼げることが重ならないもどかしさ

1 「好き」と「得意」と「稼げる」がなかなか重ならない
2 フリーランス的な生き方も正直一番得意ってわけじゃない
3 空気を読むのは得意だけどそればっかりだと自分が死ぬ
4 まず「好きと得意」の2軸で考えるのがいいのかも

「好き」と「得意」と「稼げる」がなかなか重ならない

好きなことと得意なことと稼げることとが重ならないことに切なさを感じつつも、それでもやりたいと思う気持ちは愛しさと心強さと(言いたかっただけ

— miso@8/3 LE音楽会 (@miso35miso) June 7, 2019

ふざけたツイートに見せかけつつ、これは割と真面目に考えている問題だったりする(・ω・)

「好きなこと」「得意なこと」「稼げること」

これ個人的に「全然重ならねぇ・・・！」と最近密かにモニャモニャ悩んでしまう。

・・・いや、「全然」はさすがに嘘になるかも。たとえば私は音楽が好きで、ピアノを弾いてお金をもらう、つまり好きな音楽を仕事にしているけど、それが一回で数十万、数百万の大金をもらえたり、毎月安定して収入を得られる仕事かといえば正直そうじゃない。

音楽と勉強どっちが得意ですかと聞かれたら、私は間違いなく勉強と答える。（ここでいう勉強は、学校の勉強とか資格の勉強とかそういうやつね）

「好きなこと」「得意なこと」「稼げること」のうち2つは割と重なるけど、3つピッタリなことを見つけるのってなかなか難しい。

まぁそれが普通なのかもしれないけど。そこを追い求めるなんて欲張りなのかもしれないけど、でもせっかく自分の人生なんだからそこ妥協したくないなって気持ちもあったり。

フリーランス的な生き方も正直一番得意ってわけじゃない

今は誰にも雇用はされておらず、お給料ではなくフリーランスとしての売上が私の収入で、私はそういう生き方の方が好きで自分がやりがいを感じながらやっていけるなぁと思っているからこの生活を続けているけれど。

一方で会社員やアルバイトのように「既にある仕事を言われたとおりにきちんとこなす」ことの方が正直得意ではあり、よくフリーランスの人の話でありがちな「組織では仕事が出来なさ過ぎて1ヶ月でクビになった」とか「空気読めなさ過ぎて人の地雷踏みまくった」みたいな経験も自分にはまったくないし。

正直、好きなのはフリーランス的生き方だけど、多分どちらかというと得意なのは会社員的生き方なんだろうな、自分は。

ここで、好きなんだったら気にせずそれやっちゃえばいいじゃん！となれたらこんなに悩まずに済むものを、「一番結果が出るもの、効率がよさそうなもの」もしくは「人から立派だと思われるものを選びたい」というこれまた欲張りな気持ちがあるから私という人間は困った生き物。

空気を読むのは得意だけどそればっかりだと自分が死ぬ

まぁでもさっきの「組織では仕事が出来なさ過ぎて1ヶ月でクビになった」とか「空気読めなさ過ぎて人の地雷踏みまくった」みたいな経験が全くないのって、要は持ち前の空気がそれなりに読めることと察しのよさみたいなところが運よく功を奏したってことなんですが、でも空気を読む＝相手に合わせる＝自分を殺す、みたいなところが自分にはあって。

それで個人的には違う意見を持っているんだけど相手の機嫌や場の空気を損ねたら後でめんどくさそうだからとりあえずハハハーそうですよねーと笑って同意してごまかしておく、ということを続けていたら心が死んだ、という経験をしたので、今の自分は人間関係や組織というものに対して一種のアレルギーみたいになっちゃっている節があります。一人でいる方がよっぽど気楽だわ、ってやつ。

だから余計に、「そういう組織の中で粛々と立ち回るのは、得意だけど好きじゃない」になっちゃってる可能性はある。

やろうと思ったら別に出来るけど、多分自分で勝手にそのレベルを上げちゃうんだよなぁ。「ここは賛成だけどここは同意できない」ってきちんと分けて物を話せればいいのに、自分の中で無意識に「相手に全同意しなきゃいけない」スイッチが入る癖がついちゃってる。それがしんどいから、じゃあそもそも組織にいなきゃいいじゃん、ってことになってるんです。