過干渉を受けた子供が、自分に対しても強い怒りや罪悪感を覚える理由

自分の身の回りのことすべてが「親のお古」だった

「親への怒りや不満を吐き出すワーク」をやった結果、私はずっと、親に自分の「問題」を返してほしいと思っていたことを思い出すことができました。

先日、「親への怒りや不満を吐き出すワーク」をやって、ずっと心の中に抑え込んできた感情を表に引っ張りだしてくる、という作業をしました。...

子供が自分で考えて対処すべき問題を、親が先回りしてすべて取り除いてしまう。自分の行動、思考、友人関係、様々なことに親が介入して手出し口出ししてくるカーリングペアレント。

私の手元に届くころにはもう親が手を入れてしまったあと。思えば昔から、自分の周りのこと、自分自身のことでさえ、「これは私のものだ」と思えるものがほとんどありませんでした。全部が全部「親のお古」のように感じてしまっていたからでしょう。

(唯一学校の勉強に関しては放っておいてくれましたが、これもたまたま自分が勉強が得意だったことと親の期待が合致していたから何も言わなかったんだと思います。)

今から振り返れば、これは立派な過干渉だったんだな、ということが分かるんですが、子供の頃はそれがわからなかった。

「親として当然」「あなたのことが心配だから」「あなたのためを思ってやってるのに」と言われると、そういうもんなんだと思うしかなかったから。

親と同時に自分自身へも強い怒りを覚えていた

ワークをやっていて一つ興味深かったのが、親への怒りを吐き出しているつもりなのに、その怒りが自分自身へも同じように向いている、ということに気付いたこと。

親にも怒っているけど、それと同じくらい自分自身にも怒りを感じている?

この感覚はとても不思議なものでした。けれど、すぐにこれが何なのかわかりました。

きっと私は、

・当時自分の問題を取り上げられても何も言えなかった自分
・「もう自分でやるからやめて」と強く拒否出来なかった自分
・「やっておいてあげたんだからよかったでしょ?」と言われたときに黙って気持ちを飲みこんでしまった自分
なんだかんだ言って親に従うほかない無力な自分

こんな自分に、親の態度に向けるのと同じくらいのとてつもない嫌悪と怒りを覚えていたんです。

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「善意を断った罪悪感」を植え付けられてコントロールされる

そんなに怒りを感じているのになぜハッキリと表に出せなかったのか?という理由については、かの有名なスーザン・フォワードの著書「毒になる親」にまさにピッタリな記述を見つけたので、そのまま抜き出してみます。

この本は自分に当てはまる部分が多い故に読むのがかなりキツくてしんどいのですが、特に今から引用する「(a)”干渉をやめぬ母”のタイプ」の章は読んだ後しばらく寝込みました・・・(´д`)

※太字はmisoによる装飾です↓

(a)「干渉をやめぬ母」のタイプ

このタイプの有毒な行為のひとつが、「手助けしている」姿を装ったいらぬ干渉だ。

こういう親は、放っておくことができる時でも自分が必要とされる状況を自ら作り出し、すでに大人になっている子供の人生にすら侵入してくる。この干渉は「善意」という外見とひとかたまりになっているため始末が悪い。

(中略)

何回か面談を続けるうちに、彼女はそれまで自分でも知らない間にどれほど母によって自信が傷つけられ、弱められてきたかということに気がつきはじめた。

だが、たまったフラストレーションと押し殺された怒りが表面にわき出てくると、同時に強い罪悪感を覚えるのだった。それは「自分のことを思ってくれている可哀相な母」というイメージが心の奥にしみついているためだった。

だが心の奥では母親に対する怒りは高まる一方で、しかしそれを人にあからさまにしゃべるわけにはいかないため、ますます自分のなかに押さえ込む以外になかったのだ。その結果が強い抑うつ症となってあらわれていたのである。

(中略)

これは、大人になってもなお、心を操ってコントロールしようとする親に苦しめられている被害者の典型的な例である。

そのような親を持った子供は、逆らえば「手助けしようとしている優しい親」または「可哀相な親」を傷つけることになるという無言の強迫に耐えかね、爆発しそうな自分を抱えたままノイローゼ寸前になっている。

via. 「毒になる親」三章 コントロールばかりする親

つまり、コントロールばかりする親のもとでは、「自分の気持ちをしっかりと主張すること」と「自分の気持ちをしっかり主張できないこと」の両方に罪悪感を感じるという板挟み状態なんです。ほんまどないせぇっちゅうねん(´д`)

そうやって、逆らうことがほぼ不可能とはいえ、親に屈することしかできない無力な自分。それが私が私自身へ向ける怒りの理由でした。

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今は何が何でも、親とは距離を置いておきたい

私がどんなにお金に困っても、どんなに体調を崩そうとも実家に帰りたくない理由は、もうこんな支配の下に再び戻るのは嫌だからです。

私が困っている、と知れば、嬉々として施しをしてくるのが目に見えています。心配そうな顔をしながらも、内心では「戻ってきてくれてよかった!やっぱり娘のことを大切に出来るのは私だけ!」と思っているのが態度で丸わかりなんです。

だから一見矛盾しているようですが、自分が弱っているときほど親に頼りたくないという気持ちは強くなります。弱っているときに親のコントロールに頼ってしまったら、それこそもう抜け出せなくなってしまう。また「自分は無力だ」と思わされる。そんな危機意識があるから。

もう私は、親以外に頼れる人が出来たんだ。親以外に助けを呼べる場所が出来たんだ。だからもう、私のことは放っておいてくれ!!

この真意が親に伝わればどれだけいいでしょう。いつか伝わるときは来るんでしょうか・・・いや、下手な期待はやめておこう。(※少し前に自分なりに言葉を尽くして面と向かって母親に気持ちを伝えようとしましたが全く話が噛み合わず撃沈した痛い思い出がありますorz)

今はとにかく、自分に向き合うことに集中しよう。早く力を戻して、ここから抜け出そう。もう被害者なんてまっぴらごめんだ。

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