心理学とスピリチュアル
心理学をかじっていると、スピリチュアルな世界との関わりは避けられません。
が、著名な心理カウンセラーでさえ、「心理カウンセラーの癖にスピリチュアルっぽくて胡散臭い」とか「宗教じみているので騙されないように」とかいうアンチがいっぱいついてるんですよね。
まぁ胡散臭いのは仕方ないとして(←)、最近この「心理カウンセラーの癖にスピリチュアルっぽい」という言葉に引っかかりを覚えまして。
というか、率直に
え!?(゜д゜)
と思いました。
だって、心理学って心(spirit)を研究する学問だよ???
スピリットが研究対象なんだから、スピリチュアルになるのは当たり前じゃん!!(゜д゜)
辞書にもこうやって書いてあります。
【spirit】名詞
1. 不可算名詞 (肉体・物質に対して人間の霊的な)心.
2. 可算名詞 (人体と離れた)霊魂; 幽霊,亡霊.
(出典:weblio英和辞典・和英辞典)
まぁスピリットって言うとどうしても魂とか霊とか宗教的なイメージが先行しちゃうし、日本では宗教は「得体が知れない怪しいもの」というネガティブなイメージがついてるから仕方ないのかもしれませんが(´・ω・`)
実は両者にそんな違いはないと思うんだ
とはいいつつ、かつても私はあまりスピリチュアルな世界のことをよく思っていませんでした。
というか、なんかわからないけど近寄っちゃいけないもの、みたいな感じで捉えてました。周りの大人たちがそういうことを話題にするときも「あの変な宗教が・・・」みたいな感じでしたし。
実際そっちの世界ドップリな人に「私この海外の○○ってところでとれたお水しか体が受け付けないの~♪ここのお水は不思議なパワーがあってぇ・・・」とか言われた時も流石にあぁ・・・(´д`)としか返しようがなかったですし・・・(←経験談
けど、心理学を勉強すればするほど、あのスピリチュアルなアヤシイ世界との密接さを思い知らされるんですよ(´・ω・`)
あの心理学の大家ユングだって、晩年は宗教やオカルト現象の研究に精を出してますからね。
そもそも宗教や神の概念も、別に何かそういう形あるものが存在するわけじゃないし。じゃあどこからそんなものが湧いて出てきたかって言えば「人が考え出した」、つまり「心」に行きつくんですよね、最終的に。
心のそういう「拠り所を生み出す傾向」を、ちゃんと学問として取り扱いましょう、ってしたのがユング系心理学の流れなんですよね。
だから、心理学ってそもそもあやふやで怪しくて得体の知れない、まさにスピリチュアルなものを取り扱ってる学問なんです。というか、アプローチの角度が違うだけで、本質的にはどっちも同じようなものなんじゃないかな、とさえ思います。
科学的な根拠があればOK、それ以外は間違い、の風潮
でも世間は「心理学」だったらスッと受け入れるけど、スピリチュアルは怪しいからダメ、になるんですよねぇ(´・ω・`)
今の現代社会って、科学的に根拠があったり理屈が通ってるものだけが正しい!みたいな風潮があるじゃないですか。そこが多分ポイントなんだと思う。
心理「学」ってつけると、あたかも科学的に根拠がありますよ!データで証明されてることがありますよ!って印象になるから(実際そうなんだけど)今の世でもすんなり受け入れられやすい。
対して、テレビで取り上げられてるスピリチュアルなお方のお話なんか、科学的に検証しようがないじゃないですか。だからこの科学的根拠バンザイ!の風潮の社会では「科学的根拠がない=アヤシイもの、間違ってるもの」みたいな受け取られ方をされやすい気がする(´・ω・`)
でも実はそもそも、「科学的に検証すればすべての物事が解明できる」という前提自体が危ういものだったりするんだけどね。
科学って、「ある出来事を客観的な対象として観察する」ことが前提条件にあるんだけど、そもそも人の心は主観でしか存在し得ないものだから、この科学の前提が最初から破綻しちゃってるんだよね、実は。
そこをスルーして、主観でしか語れない人のスピリットに「科学的根拠がないから×」なんてレッテルを貼っていいのかどうかはちょっと考えなくちゃいけないよなーとは思うのです。だってそもそも土俵が違うんだもの・・・(´・ω・`)
まとめ
・・・今日はなんだか難しい話になってしまった(´・ω・`)
話がまとまってない気がするのはこの後出かけるため時間がないからですすみません(´・ω・`)こりゃリライト決定だわ・・・←
ただ、この辺りの話は心理学をやってる人には重要なポイントになってくるから、そういう視点もあるんだなぁ、くらいの人が増えてくれればうれしい。
この本にとってもわかりやすく書いてあるので、興味ある方はぜひ一読してほしいです。日本でユング心理学といえばこの人、の河合隼雄先生の著書でございます。
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