創作や表現について回る「アイデアが浮かばない」苦悩
ブログでもピアノでも、絵でも写真でも何でもいいですけど、「何かを表現し続けること」には楽しみと同時にそれ相応の苦悩も一緒について回ります。
他人からの評価だったり、自分自身のスキル不足へのいら立ちで出会ったり、なかなか思うようなアウトプットが出来ない苦しみだったり・・・
私が特に今陥りがちな悩みが、創作活動において「なかなかいいアイデアが思いつかず、作業が進まない」ということなんですが、それについて少し気付いたことがあるので書こうと思います。
一番の妨げになるのは「こんなの出してもしょうがない」という思い
実際のところ、アイデアは思いついてないわけじゃないんです。そうじゃなくて、
アイデアは思いついているにも関わらず、自分自身で即座に潰していることが余りにも多い
これが気付きです。
例えばブログに関して言えば、私はネタを思いつくことにはそれほど苦労はしません。心理学のことについてや自己分析で得た気づき、音楽の知識などのストックは蓄積されてますし、日常生活でもアンテナを張っていればいくらでも情報は入ってきます。形にもなっていないような単なる思い付きレベルですけど。
ただ、その形にもなっていないような単なる思い付きレベルのアイデアを、実際に形にしていこうとする段階で壁にぶち当たるわけです。
「こんなこと書いて誰が喜ぶんだ?」
「こんなこと書いたって、誰も反応してくれないよな」
「こんなこと書いたって、どうせ面白くないよな」
自分で好きでやってるだけだ、承認欲求なんてくそくらえ!とはいえ、やっぱり周りからの反応がないと寂しいばかりか「自分のやってることになんの意味があるんだろう」とさえ感じてしまうのが人間です(´・ω・`)
だから出来るだけ周りにウケそうな成果物を出したいし、役に立つようなものを出して褒められたい。次第に自分自身の創作物に対する目が他人軸になっていきます。
すると上に書いたようなセリフがほぼ自動的に頭の中に湧き出てきて、せっかくのアイデアや考えを書き消してしまうのです。(自動なのでかき消されたことにさえ気付いてないこともあると思う)
仮に10個くらいのぼんやりとしたアイデアがあった場合、この時点で自分のフィルターによって勝手に2個くらいまで減らしてしまっていることに気付きました。
さらに、その生き残った2個に関しても、実際に執筆を進めていくとなかなかキレイにまとまってくれないことが多く、結局自分の納得いく水準でアウトプットすることが出来ずに挫折・・・ということも何度も。
これではせっかく好きでやってる創作活動も、エネルギーの消費のほうが上回ってしまって疲れるわけです(´д`)
自分自身への評価ほどあてにならないものはない
この壁をどうやって乗り越えるか考えてみたんですが、結局はこのフィルターに「打ち勝つ」しかないんですよね・・・(´д`)
で、その時に意識するべきは、「自分自身に対する自分の評価ほどあてにならないものはない」ということなんでしょう。ちょっと極端な表現ですが、これくらいが多分丁度いい。
正直、私はまだまだ自分の考えを言語化するスキルが未熟です。常に頭の中には雑多な情報が流れているんですが、それをどうやったらスマートにまとめて、わかりやすく文章として書き起こすことが出来るのか、まだコツを掴めているとは思っていません。
でも、これこそが正に「あてにならない自分への評価」です。あくまでこれは「自分がそう感じている」というだけに過ぎません。
実際に他人がどう感じるかは、一切関係ありません。
そして自分が感じることと他人が感じること、その差を見てみようと思えば、「人前に出してみる」しかないんですよね。
自分では「なんだこれヘタクソ!!」と思いつつコソコソっと公開してみた文章が思いの外イイネ!な反響を頂いたり、「これは割とイイものができたぞ」と思って満を持して出してみたら全く見向きもされなくてアレ?(´・ω・`)ってなったり。
これはブログの文章に限らず、絵を描く、演奏する、といった創作の場や、それ以外のあらゆる分野でも同じことが言えます。
だから結局、人前に出してみるまではわからない。そして大事なのは、出してみた時に起こることを、素直に受け止めること。結局これしかないんだと思います。怖いけど!
おわりに
公開して人に見てもらうって、なかなか怖いです。マイナスな評価が来たらどうしようって、どうしても考えちゃいますから(´・ω・`)
でも、その土俵に乗せることもせずに、最初から「どうせこんなの出してもな」って自分からチャンスをなくしていっちゃうのは、あまりにももったいないことです。もしかしたら自分が思っている以上にお褒めの言葉をもらえる可能性だってあるわけですし。
そんなこんなで、今日も私は勇気をだして記事公開ボタンをポチるわけです。何事もトライアンドエラー!!(゜д゜)クワッ
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