「信用」と「信頼」の違いって知ってた?調べた結果、私は信頼される人になりたいなと思った話。

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「信用」と「信頼」の違い、明確に答えられる?

先日、知人と電話していた時のことです。

最近私が仕事で関わった人に、ちょっとしたモヤモヤすることがありました。詳しい内容は割愛しますが、それについて話していた時に、

「別に信用してないわけじゃないんだけどねーーー・・・」「何かあの人を信頼できてない気がするんだよなーーー・・・」

というようなことを私は口にしていました。

電話を切ったあと、話していた内容についてもう一度内省していたのですが、その時にふと、

あれ、「信用」と「信頼」って、意味わかったつもりでいてたけど、普段使う時に無意識に混同しちゃってるんじゃね?( ゚Д゚)

と思ったので、ちゃんとした意味を調べてみました。

「信用」を辞書で引いてみると

辞書を引く前にとりあえず自分の普段使ってるニュアンスはどんなのだっけ?と考えてみたところ、

「信用」・・・言ってることが正しい。間違いがない。
「信頼」・・・その人を頼れる。

みたいな感じで自分の中にはインプットされていました。めちゃくちゃザックリしてますが(・ω・)

さて、「信用」を辞書で引いてみるとこう書かれていました。

しん-よう【信用】

[名](スル)

– 1 確かなものと信じて受け入れること。「相手の言葉を信用する」

– 2 それまでの行為・業績などから、信頼できると判断すること。また、世間が与える、そのような評価。「信用を得る」「信用を失う」「信用の置けない人物」「店の信用に傷がつく」

– 3 現在の給付に対して、後日にその反対給付を行うことを認めること。当事者間に設定される債権・債務の関係。「信用貸付」

出典:デジタル大辞泉(小学館)

ふむ、なるほど。「確かなものである」ことが信用につながるということは、やはり「正しい」「確実」「間違いがない」というところがポイントのようです。

さらに注目したいのが2の文章。「それまでの行為・業績などから、信頼できると判断すること。」とあります。

これはつまり、信用があって初めて信頼が出来るということ。

これ結構重要ポイントじゃない?( ゚Д゚)

ここで両者には明確な違いがあることが示されました。

「信頼」を辞書で引いてみると

対して、「信頼」を辞書で引くとこう書いてあります。こちらは一つしか意味が出てきませんでした(・ω・)

しん-らい【信頼】

[名](スル)

信じて頼りにすること。頼りになると信じること。また、その気持ち。「信頼できる人物」「両親の信頼にこたえる」「医学を信頼する」

出典:デジタル大辞泉(小学館)

うん、まぁ読んで字のごとく(・ω・)でも、こちらでは「頼りにできるかどうか」が焦点になっています。

先の信用の意味と合わせると、「信用」のステップは「信頼」に足るかどうかを判断する材料というわけですね。

というわけで調べてみた結果、私が当初思っていた

「信用」・・・言ってることが正しい。間違いがない。
「信頼」・・・その人を頼れる。

の認識はちゃんと合っていたことがわかりました。わーい!

やっぱり「信用=信頼」ではなかったんですね(´ω`)

信用される人より、信頼される人になりたい

そう考えると、やっぱりされて嬉しいのは信用より信頼かな?と私は思いました。

信用っていうのは、その情報だったり、事実だったりに対してするものじゃないですか。また、その人の過去や実績について、これは信用出来るねって言ったり。

信頼は、他の何でもなく「あなたのことを」頼りますよってこと。その人の言ってることが正しいからとか、その人が何かしてくれるから、じゃなくて、ただ頼りたい、と思う。思われる。

これって、めちゃくちゃ自己肯定・自己受容に繋がることだと思うんです。

実は、あの「嫌われる勇気」でも信用と信頼の違いについてこのように書かれています。

哲人:ここでは「信じる」という言葉を、信用と信頼とに区別して考えます。まず、信用とは条件付きの話なんですね。

(中略)

哲人:これに対して、対人関係の基礎は「信用」ではなく「信頼」によって成立しているのだ、と考えるのがアドラー心理学の立場になります。

青年:その場合の信頼とは?

哲人:他者を信じるにあたって、いっさいの条件をつけないことです。たとえ信用に足るだけの客観的根拠がなかろうと、信じる。担保のことなど考えずに、無条件に信じる。それが信頼です。

出典:嫌われる勇気 p.230

他人が自分を信頼してくれるかどうかはまた別のお話ですが、自分自身は他者にとって「信頼」に足る人物でありたいし、他人に対しても「信頼」が出来る人間になりたいなぁと思った次第でありました。がんばろう(´ω`)

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