ピアニストってなかなか馴染みがない職業なのか、「どういうところで弾いてるの?」とか「こういうお仕事もあるんですねー」とか言われることがよくあります(・∀・)
まぁ私自身も、自分でこういうことでお金をもらい始めて「へーこんなとこでも弾けるのか」と知っていったようなものなので、それだけ実態のイメージがわきにくい職ではあるんでしょうね。
というわけで、今回は「ピアノ演奏をお金に変える手段」にはこんなものがあるよーっというのを、リアルピアノ弾きのmisoが紹介したいと思います。
もくじ
演奏会だけが手段じゃない
プロの音楽家になると、リサイタルや演奏会をやってその売り上げで生活していく、という風になるのですが、それで回せて行けるのはほんの一握り。華やかなイメージの裏腹に現実はなかなか厳しいもんです(´・ω・`)
でも、そこまで険しい道に行かなくても、実は演奏をお金に変えられる場所は結構あります。
それこそクラシックのプロになろうと思ったら、音大やらコンクールやら、かなり縛りがキツくなってくるんですが、私は音大卒でもありませんし、演奏する曲はほぼポップス曲です。それでも対価がきちんともらえるお仕事はあります。
レストランなどの飲食店
お食事をされているお客さんに生演奏を提供します。
ピアノが置いてある飲食店だと、定期的に生演奏ライブを開いているところがあるので、そういったところでBGMを演奏します。
たまにリクエストが飛んで来たり、演奏の合間はちょっとお客さんとお話に行ったりもします。なので実態は「演奏+接客業」かも(・∀・)
バー・スナック・ラウンジ
飲食店っちゃ飲食店ですが、「夜のお店」というくくりで別にしました。
これもお酒を飲みに来たお客さんに生演奏を聞かせてあげるお仕事です。
どちらかというとホステスに近い役回りを期待されている場合が多いので、人によって向き不向きが激しいかも。
介護福祉施設
レクリエーションとして音楽プログラムを取り入れているデイサービスセンター等で、お歌の伴奏などをやったりします。
自分が生まれるはるか昔の曲ばかりを演奏するので、最初は「???(´・ω・`)」でしたが、慣れるととっても楽しい。おじいちゃんおばあちゃんかわいい。
結婚式場
結婚式や披露宴の演出としても、ピアノのニーズはあります。というか披露宴会場には絶対1台ピアノが置いてある!
場の雰囲気や新郎新婦様のリクエストに合わせて曲をチョイスし、幸せの演出をお手伝いします。
新婦さまの手紙朗読の後ろでイイカンジにピアノを鳴らして皆様の涙を誘う犯人。
葬儀場
実はこんなとこにもお仕事あります(゜д゜)私も驚きました。「婚」だけでなく「葬」のセレモニー。
個人様が好きだった曲を、セレモニー中やお見送りの際にBGMとして演奏して差し上げます。最近はお葬式も多様化しているので、もしかしたら今後もっとバリエーションが増えていくのかも。ただ、場所が場所なのでやはりこれも抵抗が強い人には向かないかな・・・(´・ω・`)
サポートミュージシャン
上に紹介したのとはちょっと毛色が違いますが、「CDを作りたい!」というシンガーソングライターの方や、「普段は一人で活動してるけどこの日はライブだからもうちょっと楽器がほしい!」という方のお手伝いで演奏して、その対価を頂く、というお仕事。
それだけで生計立ててるプロの方ももちろんいますが、私くらいだと「知り合いが音楽活動するから手伝って!」くらいのノリで呼ばれることがほとんど。仕事、というよりは友達のサポート、くらいの感じでやってるかも(´∀`)笑
番外編
YouTuber
うーん、時代を感じる・・・(´д`)←
いやでも小学生のなりたい職業にランクインするくらいですし。もはや「好きなことでお金を稼ぐ」の代名詞でしょうか。
でも、これだけ世間で騒がれるようになってからも、意外と「YouTubeでお金がもらえる」という仕組みを知らない人が多いような気がする。ブログも然り・・・(´・ω・`)
おそらく「なんかよくわからないしアヤシイ」から手を付けない人が一杯いるんでしょうけど。上手く使えばブルーオーシャンだと思うんだけどなぁ。
だって、一回動画作ればほったらかしててもお金拾ってきてくれるわけですからね(・∀・)わはは
これだけで生計立てるのはこれまたバクチなので私はやりませんが(笑)、直接収益につなげられたり、「こんな演奏してますよー!」という自分のブランディングになったり、補助道具としてはかなり有能なので、ミュージシャンは使わない手はないと思いますよ。
というわけで私の演奏です(・∀・)↓
どうやって仕事もらってくるの?
私はほぼネットで見つけました(`・ω・´)キリッ
数は少ないですが、レストランとかだとたまーに店の方からの求人が落っこちてることがあります。
結婚式などのセレモニー系は個人で参入するには障壁が高すぎるので、演奏者派遣の会社に登録してお仕事回してもらうのがほとんどです(その登録募集もネット求人に落ちてます)
あとはぶっちゃけ「人のツテ」がものをいう世界です。音楽やってる人と多くつながっておくと、「今度○○弾ける人探してるんだけど、手伝ってくれない?」なんてお声がかかったりすることも(・ω・)
まとめ
というわけで、ピアノ演奏でお金をもらえる場所を紹介してみました。
正直言って、プロでリサイタル会場を満員にしたりCDバカバカ売れるほどの実力者でなければ、この分野だけで食べていくのはきびしーっす(´・ω・`)
でも、決して音大卒ではなくても、やりようによっては自分の演奏を活かせる場所はきっとあります。むしろ、レストランなんかでは音大で学ぶ「楽譜を正しく弾くスキル」よりも、場の雰囲気に合わせて「崩して弾くスキル」や「リクエスト対応でサビだけそれっぽく弾くスキル」の方が求められたりしますし。
あなたの演奏が活かせる場所も、きっとあります。自分の得意なスタイルを活かせる場所が見つかれば、それが「好きをお金にする」第一歩になるはずです(・∀・)
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