これね、ほんとにね、もうね・・・(←言葉にならない
とにかく一回、動画見てほしい。1分半しかかからないから。ね!
こちらの映像は、リンキン・パークのボーカル、チェスター・ベニントンさんが自殺する36時間前に撮影された映像です。
「笑っている人がうつ病なわけがない」
そんな風に考えてた人も、この映像を見ればきっと変わるはず。 #RIPChester #chesterbennington pic.twitter.com/LzG9rnoyYz
— BuzzFeed Japan (@BuzzFeedJapan) September 26, 2017
「笑っている人がうつ病なわけがない」に風穴をあけた
これはホントに意義のある動画だと思った。
自分のツイートにも書いたけど、うつ病に始まる心の病気を抱えてる人って、「鬱って言ってるけどなんか普通そうじゃん、ただの甘えなんじゃないの?」という無言の圧力に日々怯えてたりする。
別に、特定の誰かにそういわれた、とかじゃない。でも、そういう風に考える人は世の中に決して少数なわけじゃない。社会の風潮として、残念ながらそういう空気があったりするのだ。
でもね、心の病気があっても、笑える時は笑えるよ(・ω・)
もちろん笑う余裕もないほど重篤な人もいるけど。だけど、心の不調って人によって症状の出方、何が辛いの思うのか、その辛さの程度、あらゆることに個人差がある。
だから、笑えてるんだからメンタル不調じゃないでしょ、と決めつけるのはちょっと待ってほしいのです。
というか、そういう人ほど周囲に迷惑をかけまいとして平静を装ってるだけだったりすることが多いしね(´・ω・`)
人前に出る仕事をしていることが怖かった
私自身うつ状態になって、一度寛解してるとはいえいまだに気分の落ち込みはあるし、身体も心も上手く動かなかったりすることはしょっちゅうあります。
でもそういう状態に自分がなってしまったことは仕方ないから、じゃあそういう状態でもできる仕事はないかな?って考えた時に私の場合はピアノを弾いたり、こうやってブログで心のことについて発信したり、ということだった。
でもそうやって自分で選んだ道を進む一方で、ずっと「調子悪いって言ってるくせに、ピアノ弾いたりライブ出たりして元気そうじゃん」という風にどこかで言われてそうで怖かったんだよね(´・ω・`)
別に悪いことしてるわけでもないのに、なんとなく感じる罪悪感。
実際は気持ちが切れないように何とか自分を抑えて、やっと演奏を終えて家にたどり着いた瞬間ベッドに倒れ伏して、ご飯を食べる気力もなく、なぜ出てるのか自分でもよくわからない涙に暮れてる、なんて日が何度かあったりします。
あくまでピアノ弾いたりライブ出たりしてる私は、全体の中のほんの一部の面でしかない。でも、その一部分しか見えない人には、なかなか自分の調子についてリアルに伝えるのは難しかったりする。
だから私に優しくしろ!!やりたいようにさせろ!!と言ってるんじゃなくて、メンタル不調にはそういう実態があるんです、ということを色んな人に知ってほしいなぁと思ってるので、私はこうやってガクブルしながら自分をさらけ出しています(((゜д゜;)))ガクブル
そんな単純に決めつけられるもんじゃない
人の心って、「不調だったら笑えもしないくらいダメになる」「笑ってればうつじゃない」みたいに「○○ならば××」というだけの論理で説明できるほど単純じゃないことはこの数年間でよくわかった。
うつという病気自体にものすごい症状の振れ幅があるし、それにどれだけ耐えられるかも個人によって違う。
身体が鉛のように重くてベッドから一歩も動けない人もいれば、仕事には何とか出ていけるけどそれ以外の時間は横になってないとシンドイとか、日常生活は普通に送れるけど休みが人より多く必要とか、人によって千差万別。
だから、一概に「普通に見えるからうつじゃない」とか、「○○が出来るからうつじゃない」という風に決めつけられるもんじゃないのです(´・ω・`)
おわりに
ベニントンさんが亡くなってしまったことは残念だけど、彼ほどの影響力のある人がこうやって「心の不調の実態」を示してくれたことは、今苦しんでいる人にとってすごく救いになったんじゃないのかなぁ。
私もその一人です。この動画を見れてほんとによかった(´ω`)
コメント