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「SMBC 人生100年時代FORUM2019」に行ってきました
台風一過の三連休の最終日、大阪で開催された「人生100年時代FORUM2019」を聴きに行ってきました。
三井住友銀行のSMBCグループが主催で、お金・保険・投資などのテーマを切り口とした講演やセミナーを聞きながら「人生100年時代をどう生きていくか?」を考えてみよー、イベント。
お金のセミナー、と聞くとちょっと小難しく身構えてしまうようなイメージになりがちですが、一つ一つのプログラムは30分ずつと短くて体感としてはあっという間。あまり疲れを感じずにサクサク聴けたのがマル(・∀・)
それにテレビで見るような著名人のトークセッションもあり、全く堅苦しい雰囲気はなし。特にこの日最初のトークセッションでは俳優の伊藤健太郎さんが登壇ということで(これは行ってないけど)、午前中は整理券がないと入れないほどの賑わいでした。
こちらが当日の登壇者の一部(公式HPより)↓
で、どのセミナーも大変学びの多いお話だったのですが、実は登壇されていた皆さん、「人生100年時代、自分らしく生きるのに大切なこと」として、どなたも共通した2つのことをお話しされていたんですよね(特にアスリート系の方々)
この記事ではその2つのことについて備忘録がてら書き残しておきたいと思います。
①好きなことや熱くなれることを見つけよう
情熱は最後の最後まで自分を奮い立たせてくれるもの
まず一つ目。好きなことや熱くなれることを見つけると、それが自分の原動力になる。
やっぱり、打ち込めるものや楽しめるものがある人は強いです。
例えばこの日お話しされていた冒険家の三浦雄一郎さんや元陸上選手の為末大さんは、大きな成果を出す前にはケガや病気などいくつもの挫折を経験されていたそうで。
でも、そういう壁にぶち当たった時でも、最後の最後まで自分を奮い立たせてくれるものは「それが好きだという気持ち」「それをやりたいという気持ち」、つまり「情熱」だった。
それが前に進むための道しるべとなり、力となったんだなと、お話を聞いていて感じました。
この「情熱」というのは、実は自分から棄てない限り誰からも奪われることがないものなんですよね。
だから、どんなに辛いことがあったとしても、「もう一度あの景色を見たい」「もう一度これをやってみたい」という気持ちさえ残っていれば、きっと大丈夫。お話を聞きながら、そんな熱く温かいメッセージに触れた気がしました。
別に好きなことはすごいことじゃなくてもいい
でも、この好きなことや楽しめること、「そんなの自分にはないよ・・・」って思ってしまう人も世の中には結構多いんだろうなーと、お話を聞きながら私は頭の中で考えていて。
かくいう私も、かつて社会人になりたての時は特段にやりたいと思えるようなことや、ましてや夢なんてのも全然思いつかなかったんですよね。
そしてそんな「やりたいことが思いつけない自分」は社会的にダメな奴なんだと落ち込んだりして、一人暮らしの部屋で人知れずメソメソ泣いてたりとか・・・(;∀; )ズビズビ
どうもこれは日本社会の特徴らしいんですけど、日本は「好き」とか「夢」とかいう言葉を掲げるハードルがめっちゃ高いですよね。
なんか、「そこそこすごいレベルのものじゃないと、安易に好きだとか夢だとか言ってはいけない」みたいな空気があったりして。
だから、本当は好きなことや楽しいことを持っていたとしても、無意識にそれを除外しちゃう癖がついてしまってたんです。
でも、元マラソンランナー・土佐礼子さんのセッションでは、土佐さんは「自分が熱くなれるものを見つけてください。それは別に自分がやる側でも、見る側でも、どっちでもいい」と仰っていました。
そう、別に好きなものって別にすごくなくてもいい。たとえ自分では嗜む程度と自分で思っていることでも、それも立派な「好きなこと」。これがまた印象深かった。
たとえば「スポーツはやらないけど、見ていると気持ちが熱くなる」という状態でも、その時点でもう心が動いて楽しくなる瞬間が訪れてますし。
だから自分の好きなこと、楽しめること、もっと気軽にあれもこれもとカウントアップしていいんだと思うんです。
②思い込みに縛られない
思い込みがあると無意識に自分の限界を決めてしまう
次、2つ目は「思い込みが自分の限界を決めてしまう」というお話。
たとえば「もういい年だしな」と言い始めた瞬間に、自分でも気づかないうちに自分の上に見えないフタが出来ます。
仮に何かやりたいことがあったとしても、自分の中に「もういい年した人はこんなことしないよね」という固定観念があると手を付けることすらしなくなっちゃいますよね。
こんな風に人間は「自分では意識してない思い込み」にかなり自分の意志を支配されています。
でもこれは逆にいえば、その思い込みを外すことが出来たら、自分の想定以上のパワーが出せるかもしれない、ということ。
芸人のパトリック・ハーランさんは、「お誘いを受けたらとりあえずやってみる」が信条だそうで、出来るかわからないなぁというようなことでもとりあえずYesと返事を出しておいて、それから当日まで一生懸命勉強や努力を積み重ねるようにしているそうです。
「普通はこんなこと出来ないよね」という思い込みから、あえて外れてみる。だから色んなチャレンジが出来るし、それがまた自分の成長になるし、自信にもなるという良サイクルが回っています。
「あの人は特別だから」もまた思い込みのひとつ
で、またこれも私含む聴き手が思いそうなこととして、
「そりゃすごい成果を残せたのは、この人たちがすごい人達だからだよ。自分みたいな凡人には参考にできないな」
という感想も当然出てくるだろうなーと思ったんですよね(というか私は思った)
でも、実はそれ自体も既に思い込み。「あの人達は特別で、自分は普通」という思い込み。
その思い込みを持ってるから、今はその思い込み通り「自分は普通」という現実が実現しているだけというシンプルなトリック。
まぁでも、思い込みを変えるってなかなか難しいことなのは確かです。だって自分にとって当たり前のことってわざわざ自覚しませんから。
ただ、こういったセミナーなどで話を聞いたり新しい情報を取り入れることで、思い込みがあることに気付くキッカケは得られる。
そこをとっかかりにして「もしかして自分って普段からこういうこと思っちゃってるのかも?」と気付くことが出来れば、ある日認識がガラッと変わったりして。そしてそこから追随して生き方もガラッと変わったりして。そんなことも起こってしまうやもしれません(・∀・)
人生100年時代を楽しく生きるためのひとつの王道
というわけで、以上2点がトークセッションで登壇者の方々が共通して言っていたことでした。
この「それぞれ経験していることは違うのに、割とメッセージは共通してるな」というのが個人的に興味深かったんですよね。
もちろんそれだけが人生100年時代を生きるための正解、というわけではないですが、それを言ってるのが一人だけではない、しかも皆さんそれぞれ結果を出している、というのを踏まえると、この2つは少なくとも王道には間違いないのだろうなと思いました。
人生100年時代、自分らしく生きるのに大切なことは、
①好きなことや熱くなれることを見つける
②思い込みに縛られない
今回の人生100年時代FORUM2019、公式ホームページにて11月中旬頃から順次イベントレポートが出るそうなので、気になる方はぜひチェックしてみてください(・∀・)↓
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