【後編】箱庭療法を体験してみたので内容を赤裸々にレポートしてみる

自己分析の記録

前編↓

~前編のあらすじ~

ある日箱庭療法を体験できることになったmiso。夢中になって作った作品を分析してみると、無意識に表面化した深層心理が見えてきます。misoは今回の箱庭作品の主人公であるイルカに自分の姿を投影していました。ここからは、イルカ以外のサブキャラたちの分析に移ります。

この後ろのフクロウと犬はなぜここに?

先生
 じゃあ、他の人形についても見ていきましょうか。ここにいるフクロウと犬はどういうイメージで置きました?

みそ
 うーん・・・イルカが自分なので、こっちは自分以外の人。つまり対立軸としての他人。あの子大丈夫かな、とそわそわしながら見ている存在。協力、というよりは遠くから見守ってくれてる感じ。
みそ
 ・・・でも、最初はイルカにとっては味方になるもののつもりで置いたんですけど、なんとなく監視されているようにも見える。特に犬の目線がちょー気になる。ちょっと怖い。フクロウにはそういう怖さはない。

そんな感じで、先生と話すときは「他人」と濁して喋ってましたが、実は内心「犬=母親」「フクロウ=恋人」と明確に人物をイメージしながら置いてました。カウンセリングの時にあからさまに彼氏が~とかいうのがなんかこっぱずかしかったので(´・ω・`)

犬の目線が無性に気になるのも多分そのせい。母親のことは好きですが、どうも小さいころからの癖で「自分の行動は母親のお眼鏡に適うものか」「自分は母親の期待に応えているか」という観点が自分の中に刷り込まれているんです。いちいち母親の反応が気になる。

なので、自分の意志で起こした行動や選択に母親が(´・ω・`)という顔をするとこっちは反射的に((-ω-;))となっちゃうんですよねぇ。

みそ
 まぁ、どちらも真横にピッタリくっついて頑張れ!頑張れ!と言うよりは、これくらい適度な距離感をもって見守っていてほしい、でも決して見捨てはしないでほしい、って感じですかね。

視点を変えると景色が変わった!

そこからは自分の身の上話だったり最近大変だったことなんかを先生としばしお話。いわゆる雑談タイム。

そっからどういう流れで箱庭の話題に戻ったかは忘れましたが、途中で、

先生
でもこの箱庭、もうあとちょっと、ってとこまで来てるし、すごく先が明るいイメージがするよ?
みそ
 そうですか?・・・うーん、そうですかねぇ・・・(あまり納得してない)

という一幕が。私はこれまでの分析から、「あとちょっとでたどり着けそうなのに満身創痍でもう溺れそうなイルカというイメージがついてしまっているのであまり「未来が明るい」という解釈がピンと来なかったんですよね(´・ω・`)笑

(同じ物体を見ているはずなのに人によってこうも解釈が変わる、ということは、やっぱり人は事象を見るときに自分の色眼鏡・フィルターを通して解釈をしている、ということがわかります。)

この意見の相違について先生ちょっと考えたあと、

先生
あ!もしかして、見てる向きかな?
みそ
 見てる向き?
先生
うん!ちょっとこっちきて、後ろから見てごらんよ!
みそ
 ???

と、箱庭を挟んで向かい合って座っていた先生の方に移動。

おおおおおお!!!

全然印象が違う!!何これ!!(゜д゜)

↑前から見た図。

この瞬間がこの日一番テンション上がった時です笑

前から見てた時は距離があるように見えた海が、後ろから見るとなんだか近く感じます。(これは多分遠近法の効果もある)

奥に行くほど広がる海、そこへ向かって一生懸命泳ぐイルカ。その両脇にあるヤシの木がまるでゴールテープのようにイルカの到着を待ち受けてくれてるみたいです。

あの、子供の頃のマラソン大会で、やっとゴールが目に入った時の感覚に似てる(・ω・)

みそ
 うわー、なんかめちゃくちゃいい画ですやん・・・なにこれ(´;ω;`)

思わず感涙。笑

これは今記事を書きながら気付いたことなんですが、後ろから見ることで前からの時は見えなかった箱の側面の青までちゃんと見えるんですね。だからイルカの行く先が随分広く感じられた。

箱の壁の死角に隠れてたヤシの木もよく見えるようになったので、よりゴール感、ポジティブな印象が増した、ということか(・ω・)うーんおもしろい。

この物語の最終ゴールの絵を作ってみましょう

箱庭分析もいよいよ最終段階へ。

先生
じゃあ、この箱庭ストーリーのラストシーンの画を作ってみましょうか!

川から海へ頑張って泳いできたイルカの物語。そのストーリーの締めくくりはどんな光景になるのか。

みそ
 えーと、とりあえずイルカは無事にゴールまでたどり着く。(イルカを移動させながら)
犬とフクロウは・・・どうするかな・・・笑

しばし人形をあっちやったりこっちやったり移動させて、最終的に完成したものがコチラ。

イルカは無事に目標としていたもの(ビー玉)にタッチ。犬もフクロウも、海の傍までついてきてくれました(・ω・)

あんなに気になってた犬の視線、目が見えなくなっただけで恐怖感ゼロに。優しく見守る温かい雰囲気さえ感じます。

ちなみに、犬もフクロウも海の中には入れない生き物ですが、ミニチュアの移動先に図ったかのように足掛けられそうなビー玉や土台になりそうな貝殻があったのはゾワっとしました(゜д゜)すげぇ

あ、あと分析の途中でイルカに持たせていたチョコレート(写真なし、お金の象徴)は最終段階では取っ払いました。もうイルカには必要ないかな、と思ったので。

つまり、お金は必要だけど最終目標ではなかった。本当に傍にあってほしいのは人との繋がりだった、というのが自分の深層心理の答えのようです。

同時に、人との縁を大切にすることが、私が目標を達成するための課題でもあるみたい。

やってみた感想

こうして満身創痍のボロボロイルカは周りの応援を得ながら無事に宝物に辿りつけたのでした。めでたしめでたし(・∀・)

というわけで、箱庭療法体験はこれにて終了。

本当に小並な感想ですが、想像していた以上に面白かったです!!

箱庭に置くミニチュアはただ単に好きなものとかなんとなく気になったものを選んでいるだけだし、配置にしても深く考えず「なんとなくしっくりくる場所」に置いてるだけなんですけど、その何気なしに置いたものをじっと見つめているといろんな見え方が浮かんでくるから本当に不思議。

自分が気づいていなかった自分の想いに触れることが出来た、有意義で貴重な体験でございました(・∀・)

最後に先生が、

先生
ちなみに、人形一つ一つにもちゃんと意味があって、犬は仲間や友達、フクロウは知識や博学を表すモチーフなんですよ~
みそ
ほぉーー、・・・なるほど(妙に納得)
先生
だから、misoさんもうちのスクールでカウンセリングを勉強して、一緒に頑張る仲間を作ればきっともっと可能性は広がりますよ!

突然の営業トークきたーー!!

相手はやっぱりプロでした笑

最後に箱庭療法を体験できる方法を紹介

これを読んで「私もやってみたい(゜д゜)」と興味を持ってくださった方に朗報!

なんと箱庭キット、楽天で変えます。すげぇな楽天

コチラの箱庭基本セットのお値段、税込みナント162,000円!!

箱庭療法用 箱庭 基本セット 443点

価格:162,000円
(2017/1/27 21:37時点)

買えるか阿呆。(=゚ω゚)つ)゚∀゚);∵ゴッ

これは作るのから分析するまで一人でやんなくちゃいけないし、何よりお値段がいかつすぎるのでちょっと現実的じゃない(´・ω・`)

ので、手軽に箱庭体験するならこちらがオススメです(・∀・)その名も「ココロゴトカフェ」

「心理カウンセラーがつくったカフェ」というコピーでちらちらメディア露出が増えているお店のようです。

普通のカフェメニューの他に「カウンセリングメニュー」というのがありまして、お茶を飲みながら常駐のカウンセラーさんによるカウンセリングやセラピーを受けられます。このメニューの中の「ミニチュアでトーク」というのが箱庭療法にあたるもの。

カフェにお茶しに行く感覚で、気軽に心のケアができるように、とのコンセプトが素晴らしい。そういう場所やコミュニティをいつか自分で作ってみたいという密かな野望を持つ私にとっても大変参考になりますです(・ω・)

こちらは一回30分3000円なので、プロのカウンセラーさんに見てもらえると考えればお手頃価格だと思います。

ちなみにこんな風に最初にあえて無理難題を提示した後にハードルの少し低い本当の要求を提示するとその要求が通りやすくなるというドア・イン・ザ・フェイスという心理学テクニックがありましてですね(強制終了

渋谷にあるんでワタクシ含め関西の人はちょっと厳しいかもですが(´・ω・`)いつか行ってみたいものだわ。

というわけで、都心在住の方はぜひ!自分の知らない自分に出会えますよ(・∀・)笑

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