なんかめんどくさい、と思った時にとりあえず読んでほしい記事。

抑うつ

日本語って便利ですよね。たった一つの単語にいろんな意味が込められてしまうもの。

たとえば「ヤバい」という言葉。

一昔前は何か失敗した時、焦った時に使う言葉として認識されていたと思うんですが、

今では嬉しい時、楽しいとき、悲しいとき、落ち込んだとき、映画に感動した時、目を見張るような絶景を見た時、お洒落なお店を見つけた時、そこの卵かけご飯が意外とおいしかった時、友達とバッタリ出くわした時、その友達と偶然服がかぶっていた時、その流れで一緒にスタバでフラペチーノを飲んだ様子をインスタにあげて「マブダチ~ズットモ~♡」とキャイキャイするときエトセトラエトセトラ・・・

その他いかなる時、あらゆる場面でもとりあえず「ヤバい」と言っておけばなんとなく感情のニュアンスは伝わるし、なぜかお互い妙な一体感も生まれてしまうものだから不思議なものです。

※1.ただ「ヤバい」に関しては何でもかんでも連呼してると「あぁ、この子ボキャブラリが貧相なんだな」と思われてしまうリスクはありますけども(´∀`)ケラケラ

※2.↑こういうのを書いちゃう私ってやっぱり性格悪いなぁと思います。これでカウンセラーの勉強してるんですよ(´∀`)ケラケラ

同じように一つの単語にいろんな意味を詰め込んでしまう言葉に「めんどくさい」があります。そうそう、私こっちの話がしたかったの。「ヤバい」の話じゃなくてさ。

「めんどくさい」ってよくありますよね

「面倒」の辞書的な意味としては、

【面倒(めんどう)】

– [名・形動]

– 1 手間がかかったり、解決が容易でなかったりして、わずらわしいこと。また、そのさま。「―な手続き」「―なことにならなければよいが」「断るのも―だ」「―を起こす」

– 2 世話。「この子の―をお願いします」

– 3 体裁がわるいこと。見苦しいこと。また、そのさま。

出典:デジタル大辞泉

こういうものがあるみたいです。要するに手間がかかって厄介な様を表す、ということでしょうか。

その意味通り、「めんどくさい」って気持ちはとっても厄介です。

やらなきゃいけないことがあるときに「めんどくさい」が出てくると、作業を進めるモチベーションが起こらないし、それによって作業が遅れたりするからすごくマズイ。

なんか口にするだけで活動するエネルギーがそがれていくような。まぁ意外と皆(私も含めて)平気で使ってるんだけどね。

でも逆に、楽しみな予定なんだけど、なぜか「めんどくさい」と思ってしまうという不思議な現象も時に起こったりします(ex.旅行の用意とかね)

そんな風に、何か行動を起こそうとしたときに「めんどくさい」という気持ちがわいてきてなかなか腰を上げられない、という経験は皆さんも良く経験があるかと思います。

ダメなのはわかってるんだけどなぁーーー、なんとかしたいとは思ってるんだけどなーーー、けどやっぱりめんどくさいんだよなぁーーー、までひっくるめて。笑

ただ、それを放置していても余りよろしいことではないと思うので、私なりにその対策になりそうなことを考えてみました。

「めんどくさい」の正体をあばこう

「めんどくさい」への対策。それは、「めんどくさい」の正体を暴く、ということ。

もうちょっというと、「めんどくさい」という言葉の裏に隠れている本当の自分の状態に気付く、ということです。

冒頭の「ヤバい」の例と同じように、「めんどくさい」もその中にいろーんな意味を内包できる言葉です。

なので、「めんどくさい」という気持ちが浮かんで来た時、大抵はそこに本当の中身があるはずなんですよね。(いや、本当に、辞書的な意味で面倒、という場合もあるかと思いますが)

だから、何かしようと思っても何故か腰が重いのは、もしかしたら純粋な「面倒」という理由じゃなくて、他に理由があるけどそれを全部ひっくるめて「めんどくさい」ということにしている、という可能性もあるということです。

例えば、

  • そもそも何をすればいいかわからない、目指すゴールが見えない、という状況。
  • やることはわかってるんだけど、そのためにどうすればいいかが分からない、という状況。
  • やり方も取るべき行動もわかってるんだけど、めちゃくちゃ時間がかかりそうでハードルが上がってしまってる状況。

それぞれのフェーズで進んでいる段階は違いますが、モチベーションが上がらない理由としてはぜーんぶ「めんどくさい」で表現できてしまいます。

厄介なのは、自分がどのフェーズにいるか認識しなくても「めんどくさい」の一言で片づけられてしまうこと。自分の立ち位置や状況がわかっていなくても、とりあえず「めんどくさい」とは言えちゃう。

で、この「わからない」って脳がめちゃくちゃ嫌う状態なんです。出来れば感じたくない、避けたいものなので、そういう気持ちをひっくるめて、出力として「めんどくさい」ということにしてしまう方がラクなんですよ。

「めんどくさい」は「ふろしき」である

他にも「めんどくさい」に変化しうる状況として、

  • やってみるのがなんだか怖い
  • 現実から目を背けたい
  • 体が疲れているからとりあえず休みたい

こういうものがあります。

こんな風に、「めんどくさい」っていう気持ちは中身を覆い隠してるふろしきみたいなものなのです。

だからそこにアプローチするには、まずそのふろしきを開けること。開けてみれば「めんどくさい」に覆い隠されていたもっと根本的な原因が見つかったりします。そこで初めて対策が立てられる。

何を作ればいいかわからないならお手本を探してみる。やり方が分からないならネットで調べてみる。作業量が膨大ならとりあえず5分だけ手を付けてみる。なぜか電話一本かけるのが怖いなら、何故怖いと思うのか?を考えてみるのが先。疲れてるならとりあえず寝ろ!!!

・・・とまぁ、ふろしきの中身によってこんなに取るべき対策が変わるんです。

だから、まず自分の今の状態がどんななのか?を認識するほうが、問題解決には一番の近道なのです。

こんな感じで考えてみると、「めんどくさい」って結構奥が深いでしょ?めちゃくちゃ気軽に使えてしまう言葉なんですけどね(´∀`)笑

今後「あーーめんど・・・・」と思った時にはちょっと考えてみてください。「なぜ自分はめんどくさいと思ってるんだろう?何を面倒だと思っているんだろう?」って。

めんどくさいからモチベ上がらない、のループを抜けるヒントになるかもしれませんよ。

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