「神様が教えてくれた 豊かさの波に乗るお金の法則」。
スピリチュアル心理カウンセラー・日下由紀恵さんが書いたお金の本です。
2015年の発刊で、たしか発売直後に買った覚えがありますが、今でも何回か読み直すほど気に入ってます(´∀`)
もくじ
本の概要をざっくりと紹介
全体の流れとしてはまず「お金とはエネルギーである」というお話から始まり、お金に苦労する理由を解説。そこからお金がどんどん入る用になる思考の解説、具体的に取り入れるとよい習慣、最後に天職の見つけ方、という風に続いていきます。
具体的なお金稼ぎの方法を書いているわけではなく、思考、マインドといった精神面の話が中心。さすがスピリチュアル心理カウンセラー(`・ω・´)
ただ後半には、こんなことを意識して生活するといいよ!こういう習慣をつけるとお金が貯まりやすいよ!という行動のヒントについて触れています。
「税金・公共料金は真っ先に払う」「一万円札を手にした時はお礼を言う」など、ほんまか!?と思うこともいくつかあったりしますが、結構これがキモなんだな。理由は後述。
今すぐ実践できることが多く、生活に取り入れるハードルが低いところもgoodです(・∀・)
お金に対してネガティヴなイメージを持つと、お金は入ってこない
これは他の色んなお金についての本に共通して書いてあることですが、お金についてネガティブなイメージを持っているとお金は入ってきません。
たとえば子供の頃に家が貧しくて苦労した過去があったり、事業に失敗して借金を負った経験があったり、お金がないせいで自分の行きたかった学校へが行けなかったり。
そういうお金について「なんかイヤな」思いを持っていると、自分がお金を持つこと自体に罪悪感を覚えて、無意識に自分からお金を手放してしまうんですって。
ちなみにその「なんかイヤな」思いはどこで得たかというと、多くは子供の頃のトラウマ体験。
これは家が貧しくて生活に苦労した、などのお金に直接関係する出来事だけでなく、幼少期にいじめられたとか、失敗して恥ずかしい思いをしたとか、それ自体はお金に関係してない出来事も含みます。
要は、それらの出来事によって抱えてしまった自身への無力感や無価値感が、お金の流れを邪魔する要因なんです。「こんな自分がお金を持ってるなんて申し訳ない」と無意識に罪悪感を持ってしまうわけですね(´・ω・`)
そんな過去に握りしめてしまったネガティブなマインドに気づき、気持ちを解放していくことで心に余裕が生まれ、その空いたスキマにお金が入ってくる、というのが本書で書かれている収入アップの仕組みだそうです。
この本には自分の感情を開放し、トラウマを解消する「怒りを解放するワーク」や「『イヤだ』を吐き出すワーク」などの具体的な方法もいくつか書いてあります。
特に「『イヤだ』を吐き出すワーク」は実際にやってみると想像以上にスッキリしました。
紙に嫌だった思いを書き出す、というただそれだけなんですが、されどそれだけと言いますか、やってみるとボロボロ涙が出てきて、「あ、自分の中にこんなに怒りや悲しみが溜まってたんだ」と自分でビックリします(゜д゜)
普段あまり感情を表に出さなかったり、つい人前ではニコニコしてしまう、イヤなことがあっても人には言わず我慢してしまう、という人は特に効果が大きいと思います(・∀・)
お金を生き物のように大切に扱うと収入が増える
さて、著者の日下由紀恵さん、「スピリチュアル心理カウンセラー」という肩書きのとおり、本書には「宇宙エネルギー」「波動」「天界」「神様」などいかにもスピリチュアルでフワフワした用語満載です。
なので、そういう話に免疫がない人は最初ナニイッテンダコイツ(´・ω・`)?と思うかもしれないし、苦手な人は単語だけでアレルギーを感じてしまうかもしれませんが、それだけでこの本を敬遠してしまうのはもったいないなと思います。要は、
「まるで生き物のようにお金を大切に扱う」
ということが自分の収入を上げるための大事なポイントですよ、というのを伝えている本だと私は思います。
私は霊の類は全く見えない人なので、スピリチュアルな力が本当にあるのか、人知を超えた力が本当に存在するかは、自分では確かめることができません。
けど、大事なのは「あるか、ないか」じゃなくて、「そういうのがある、という体で一旦生活してみる」ということ。
すると、不思議なもんで自然と何気ない所作が丁寧になるんです。これは実際にやってみるとよくわかると思います(´ω`)
例えばお金を生き物だと思えば、無造作にその辺に置いておいたり、レシートと一緒にクシャクシャに財布に突っ込んだりはしなくなりますよね?
逆にちょっと折れてたら直してあげたくなったり、向きをそろえてあげたくなったり、臨時収入があれば「ありがとう!」って言いたくなったり。しますよ。ほんとに(゜ω゜)笑
そうやってまずお金に対する「態度」から変えていくことによって、自然と気持ちに余裕が生まれ、お金が貯まりやすい行動をとるようになっていくんだと思います。
お金は常に出たり入ったり、動き回るものだと思え
更に今回この記事を書くにあたって読み直しをした際、もう一つ「お金を生き物だと思うことで得られるメリット」に気付きました。それは、
出ていくことへの恐怖心が小さくなる
ということです。
生き物って、動いているのが当然ですよね。だから、出ていったり入ったりを繰り返すのがお金の本来の姿なんです。
でもお金に苦労していると、「出て行かないように」というところだけにフォーカスしてしまい、出口を厳しく見張ってしまうんですよね。だから話がおかしくなるんです。
ペットなんかでも、逃げないように檻の中から一歩も外に出さないなんてことはしないじゃないですか(・ω・)たまには外に出して可愛がってあげたりして。
ため込んでタンスの肥やしにするのが当然、ではなく、「出ていく場所にはきちんと出て行って、代わりにちゃんとその対価となるもの(欲しかったもの、食べ物、住む場所など)が入ってくる」のが当然なんだ、というパラダイムシフト がおきればしめたもの。
そのために、お金は動いてなんぼ、という思考を身に付けるために「生き物のように大切に扱う」が効果てきめんというわけです(・∀・)
おわりに
というわけで、「神様が教えてくれた 豊かさの波に乗るお金の法則」の感想でした(・∀・)
こういう「心持ち」を整えていくことで、心に余裕が生まれて、ちょっとしたことで幸せを感じやすくなったり、日々に感謝が生まれて心が豊かになっていくんだと思います。
そして、そうやって心が少しずつ豊かになれば、ものを大切にしたくなったり、行動や思考が前向きになるから結果が出やすくなり、実際の収入もついてくるんでしょうね。
実用・ビジネス書なのに、読んでいて心があったかくなる不思議な本でした。オススメです(´ω`)
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