周りに心配をかけてでも、自分の意志を貫けるか?

挫折と悩み

先日、「ドキュメンタリーブログを書く」というチャレンジとして、自分の悩み・人生の失敗談をブログに綴りました。

夢を追って会社を飛び出した結果、抑うつ症を再発させたとある20代女のお話(1)
とうとう重い腰を上げて「ドキュメンタリーブログ」を書く決意をしたよ 憧れのjMatsuzakiさんを顎で使うかのようなこの軽さ・・・!私も随分図太くなったもんだ・・・(´ω`) というわけで、今まで書こうとしても精神的に抵...

この連載をしている間、何人かの知人から個別にメッセージをもらいました。それが私にとってとても重要な意味を持つ出来事だったので、それについて改めて記事を書いてみたいと思います。

嬉しかったけど胸がザワザワしたメッセージ

メッセージはどれも私のことを思って真摯に綴られているもので大変ありがたいものでした。嬉しい言葉もたくさん書いてありました。ですが、同時に私の心をザワつかせる言葉もありました。特に、

・ひどく心配しているんだよ
・でも嘆くだけでは何も変わらないよ
・ネガティブなことをネットにぶちまけるのはどうかと思うよ

といった言葉は、読んだ瞬間は胸がきゅっとなりました(文言は若干変えていますが、概ねそういう内容)

私を心配してくれてのメッセージであることに間違いはないんです。でも、でも・・・!(´д`。)

様々な感情が渦まき、それぞれ返事をするのに1時間くらい考え込みました。

私だけの問題じゃない、と思ったから公開した

これらのメッセージを読んだとき、私の心に真っ先に浮かんだのは「それはたしかにそうなんだけど、私の意図はそうじゃない!」という気持ちでした。

たしかに連載で書いたのは極めて個人的な悩みなので、病院なりカウンセリングに行って、自分だけで問題解決してハイめでたし、ってことにも出来るんでしょう。わざわざ悩みを人前にぶちまけるなんて、というのもわかります(以前の私がそうだったから)

でも、私がわざわざブログという形を選んだのは「『自分を隠して抑うつになった』んだから、その逆をやる」というのと、「同じような悩みを抱える人のために」という2つの明確な意図があったからです。

連載に書いたことについて「わかる」という共感の声がある以上、これは私だけの問題じゃない。似たような悩みを持つ人が世の中には沢山いるんだということを、連載を続けながら改めて確信しました。

変化の経緯を見せないと意味がない

そして、そういう人達をほっとけないのが私の性分なのです。自分だけが助かってハイ終わり、じゃ気が済まないのです。

そのためには、すっかり元気になった後の自分の姿だけ見せても意味がないんです。「こんなに悲惨な状態だったけど、こんな考え方を取り入れたり、こんな習慣をつけることでこんなに改善したよ!」という変化の経緯を見せないと意味がないんです。

それに、連載で書いた内容は何もただ感情に任せて書いただけ、というわけではなく、自分が5年間かけてカウンセリングを受けたり本を読んだり人と話したりして得た気づきも織り込んでいます。だから、ただ嘆いているだけ、というわけじゃない。

綴った内容や言葉はネガティブだったかもしれないけど、私にとってそれは書くことも含めてすべて、前を向くために必要なプロセスだったんです。

周りに心配をかけてでも自分の意志を貫けるか?という課題

・・・という、要は「私は私なりの考えを持って取り組んでいるんだ!」ということを伝えるにはどうしよう・・・とずっと悶々としていました(´・ω・`)

だってこんなの、一言では言い表せないし!!簡潔な言葉でまとめて、とかムリ!!

でもここで「大丈夫だから心配しないで!」と言うのも、「周りが心配するからやっぱりブログに書くのはやめようかな?」も、自分に嘘をつくことになると思いました。

それは今までの「いい子ちゃん」の自分と同じです。周りがいい気分になるように、自分を取り繕う行為です。

そうではなく、今私に必要なのは「周りに心配かけてでも、自分の意志があるのならそれを貫き通す」という姿勢。それが出来るかを、今試されているのだと感じました。

もちろん、まわりに心配をかけることが目的ではないし、もちろん「私こんなんだから心配して!!!」と周りに強制したいわけでもありません。

そうではなく、他人の顔色と自分の意志を比べた時に、自分の意志を優先できるか?やりたいようにやらせてくれ、と言えるか?という、私にとっては壮大な課題。

自分の親子関係の問題を投影していた

結局、それを拙い言葉ながら必死にそれぞれに伝えたところ、皆納得してくれたようでした。涙が出ました。そして最終的に、無事に連載を完走することが出来ました。

この一件は、私にとってものすごく重大な出来事だったので、記録しておきたくてこの記事を書きました(´ω`)

で、これがなぜ重要なのかというと、これはそのまま自分の親子関係の問題を投影した課題だったことに気付いたからです。詳しくは次の記事で。

【Next】>>友達から受け取ったメッセージに、親への想いを投影していたことに気付いた

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