もくじ
お坊さんの法話がとてもいい話だったので紹介します
実は先日、近い親族に不幸がありまして、この1週間ほど法事で実家に帰ってバタバタと過ごしておりました。
※ここ最近の記事に画像がなかったり、手抜き感満載の短い文章しか投稿出来てなかったのはそのためです。来年からリライト祭じゃ…!(´д`)
その時の通夜の席で、お寺のお坊さんが法話をしてくださったんですが、それがとってもいい話だなぁと思ったので備忘録がてら書き残しておきます。
この世を去るときに聞こえてくる3つの声
人が亡くなってこの世を去って行く時には、どこからともなく3つの声が聞こえてくるのだそうです。
①この生涯で、あなたは十二分に学びましたか?
人はこの世界に、何かを学ぶために生まれてきます。この生涯(今生)を通してあらゆることを学び、修行し、肉体の滅びと共にまた再びあの世へ帰っていくのだそう。
②この生涯で、あなたは使命を果たしましたか?
人はひとり1つずつ、それぞれの使命、人生のテーマとも言えるものをもって生まれてきます。その使命に気付き、今生で果たすことが出来たか?という問いです。
③この生涯で、あなたは十二分に愛しましたか?
家族でも、仕事でも、対象は何でもいいです。何か自分が好きだと思えるものを見つけて、それをとことん愛し、尽くすことが出来たか?という問いです。
3つの声に答えるには、「自分に正直に生きる」こと
この3つのことを、今生が終わってこの世を去る時に問いかけられるそうです。
そしてこれらの問いに「Yes」と答えるために必要なのが、「自分に正直に生きる」ということ。
自分に嘘をつき続けながら生を送っていると、後悔が生まれます。
晩年になって「もっと自分の好きなことをやっておくべきだった」「仕事はほどほどにして、趣味もしっかり楽しめばよかった」「もっと家族との時間を大切にすればよかった」などの後悔がたくさん出てくる人も多いのだとか。
そうならないためにも、常に普段の生活から「自分の本当の気持ち」に意識を向けて、それに沿って生きていくことが大切なんだそうです。
「もしあと半年でこの世界を去るとしたら?」
ただそうはいっても、「自分に正直に生きる」ってなかなか難しい。
人間関係や、仕事などのしがらみにとらわれて思い通りに生きられない人なんて日本中にはいっぱいいるし、そもそも「自分の本当に望んでいること」なんて、自分自身でもなかなかハッキリとは認識できないもの。
そんなときにヒントとなるのが、「死」という視点に立って自分を振り返ってみること。
例えば「もしあと半年でこの世界を去るとしたら?」という想像をしてみるとどうでしょう。きっと、面白くない仕事や面倒な付き合いなど、自分にとってさほど重要でない物事は真っ先に切り捨てられると思います。
そこで残ったものこそが、今の自分が大切にしたいもの。そうすると、自ずと優先すべきものが見えてくるでしょう。
「死」という視点から自分を振り返ってみるのもいいよ
以上が、法話の内容のまとめです。
日本人は国民性なのか、「死」のようなネガティブなことを普段あまり見ないように、考えないようにすることが多いですが、人は必ず最後にはそこにたどり着くもの。「死」という視点から自分を顧みることで初めて見えてくるものもある、ともお坊さんは仰っていました。
「あと半年でこの世界を去るとしたら・・・」
今の自分は、本当に心からやりたいことをやれているだろうか?色々と考えさせられるお話でした(・ω・)
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