◆前編↓
前回は、「あれ？そういえば最近メンタル系の記事を書いていないぞ？(・ω・)」という気づきから、自分が今なぜ調子がいいと思えるのか、なぜあの時は調子が悪かったのかを振り返ってみたのでした。
今回は理由の2つ目、「お金の不安を消すために嫌な仕事まで我慢して引き受けていた」ということについて考えてみました。
お金がない・・・じゃあ働くしかねぇよなぁ
はい、これは残念ながら至極真っ当な論理なのですが。あーあ、空から諭吉札でも降ってこないかしら
なんとかピアノで入ってくるお金の割合を増やしたいと思っていた夏ごろの私は、結構いろいろと仕事を引き受けてました。多いときで週5、６。
最初はそれが嬉しかったんです(´・ω・｀)だってほぼ毎日人前でピアノが弾けるんですから。
ピアニストになって最初の数か月は演奏も1ヶ月に2回くらいが限度。しかもそれが無償イベントだったり。
（いや無償が悪いってわけじゃないんですけど。でも自力で生計を立てられるようになりたい！っと思う自分としてはやっぱり好きなことをどうマネタイズしていくかという問題は頭から切り離すことは出来なくて。）
そんな頃に比べれば一週間の内のほとんどに演奏予定が入っていて、ちゃんとお金もいただけるのですから本当にありがたいことだなぁと思っていました(´・ω・｀)
でも、演奏予定が週5ペースに増えてから2か月くらい経ったとき、壁にぶつかります。
毎日毎日演奏しているのに、思ったほど収入が伸びない
いやーまじで、悲しいくらい稼げないですよねこの業界（涙涙涙
「え？ピアニストって結構もらえるんじゃないの？」みたいなことはよく言われるんですが、ぶっちゃけ言って内容と依頼者次第です。ピンキリです。
特に飲食店ライブは無給のとこも結構多いんじゃないかと。自分の相場観だとカフェで時給1000円でバイトするのとあんま変わらんです。マジで。
しかも一回の演奏したところでどれだけ長くてもせいぜい4時間。ざっくり計算で1000円×4時間＝4000円しか1回の演奏で稼げないわけです。
週に5回弾いても1ヶ月で4万円。家賃払ったら一瞬でなくなりますがな(´・ω・｀)
弾いても弾いても一向に足りない。もちろん他にバイトは必須。生活していくにはあまりにもお粗末な会計です(´д｀)つかそもそも破綻している。
（ちなみにお金もらえなくても弾く場所があるだけいいじゃない、なんて何も知らない外野から言われたらかなり頭にきます。そういう問題じゃねーんだよ。）
行く現場が全ていい現場とは限らない
まぁ当たり前っちゃ当たり前なんですが、やっぱり何事も相性というのがあります。
この現場は楽しかったなぁ！また来たい！と思えるところもあれば、なんか疲れた・・・正直もう来たくねぇな(´д｀)なところもあったり。
で、多分これが致命的なんですが、正直もう来たくねぇな(´д｀)の現場に限って継続の案件だったりするのだ！！！
最初は正直もう来たくねぇな(´д｀)の気持ちを認めたくありませんでした。だってお仕事だもの。引き受けたからにはきちんとやるのが筋だもの。
けど、無意識でも少しずつ感情の膿は溜まっていくものなんですね(´・ω・｀)気持ちが気持ちなもんだから、終わった後もドッと疲れて、帰っても練習どころじゃない。
とりあえず眠りについて、心身を回復させるのに精一杯。次第に、
・生活リズムが夜型になり、昼間の活動が鈍くなる
・演奏予定が次々入っているので新曲を練習する時間が取れない
という悪循環(´д｀)ｲﾔｧｧｧ
結局最後は、途中で仕事の継続をお断りさせていただき、他の仕事も調整して演奏頻度をぐっと減らす、という形で何とか落ち着かせました。
このとき、「このペースで弾き続けたら、私ピアノが嫌いになる」と直感的に思うくらいまで追い詰められてたんですね。最後の最後で踏みとどまった感じ。いやぁ怖かった。
そしてそんなに頑張っていたのに、やっぱりお金は食いつなぐので精一杯な額しか稼げていなかったなぁと振り返ってまた涙・・・(´д｀。)
無理して仕事を引き受けてもロクなことにならない
私はあの時、家計への不安から「何とかして演奏でお金を稼げるようにならなくては！！」という思いで一杯でした。
だから、どんな仕事も自分への試練だと思って、得られるものの方にしか目を向けず、自分がストレスを感じていることには目をつむっていたんだなぁと思います(´・ω・｀)
じゃないと怖かったし。この仕事休んだらまた収入が減る！ってね(´・ω・｀)
だから「弾けるだけありがたいんだ」と思い込むことで、自分の心を無視して何とか仕事をする動機を作っていました。完全に抑うつを患っていた時の心境に逆戻り。
これでは心も体調も崩して仕方ないっすね。
やっぱりお金が無くなることは怖いけど、心や体を壊して動けなくなる方がよっぽど怖いということを肝に銘じておく必要がありそう(´・ω・｀)
真面目な人ほど「休んじゃダメだ・・・甘えちゃダメだ・・・ちゃんとやりぬかなくちゃ・・・」と某シンジ君の状態に陥りがちですが、そう思ってるのは自分自身だけで案外代わりの人はいくらでもいるって休んでみると初めて気が付きますので、どうか手遅れになる前に、ちゃんとリタイアしてくださいね(´・ω・｀)
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